ラヴィ・ド・ボエーム

劇場公開日:

解説

プッチーニのオペラ「ラ・ボエーム」で有名な、アンリ・ミュルジェールによる小説を、フィンランドのアキ・カウリスマキ監督が”原作を台無しにしたプッチーニへの復讐をこめて”映画化。舞台はパリ。アルバニア出身の画家ロドルフォは、家賃滞納でアパートを追い出された作家マルセルと出会い意気投合。2人はマルセルの部屋へ向かうが、そこにはすでに新しい住人の音楽家ショナールが入居していた。3人は共同生活を始めるが……。

1992年製作/103分/フィンランド
原題:La Vie de boheme
劇場公開日:1992年

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映画レビュー

4.5"雪の降るまちを"

2024年2月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

興奮

ルイ・マルの認識は無いながらサミュエル・フラーの異質な存在感が逸品で前作『コントラクト・キラー』からジャン=ピエール・レオを引き続き、アキ・カウリスマキの常連マッティ・ペロンパーが脇での好演かと思いきや主演としてラストは悲しくも意表を突いた日本の歌が流れて『過去のない男』でのクレイジーケンバンドの前から日本贔屓なアキ、タランティーノが『キル・ビル』で梶芽衣子の「怨み節」をエンディングに起用して驚いたがそんなのはアキの方が早かった。

作家、画家、音楽家と困窮しながらも日々を奔走するアキ作品では珍しい?男たちの行動が積極的で振り回される女たち、でも悪気は無い男たち三人の憎めないキャラクターに仄々しながらもヒヤヒヤしたり切なかったり笑えたり、でも悲観的には描かない物語が心地良くも胸に響く感動が、あったり、なかったり。。。

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万年 東一

4.5もう相当やばいのだけども、その時々に支えになるものを、それが永続す...

2024年1月8日
iPhoneアプリから投稿

もう相当やばいのだけども、その時々に支えになるものを、それが永続するものではないとしても、その時にふと頭によぎったり、あるいは偶然発見することができたりすれば、まだ人生は続けていかれる。それが見つからないからといって死ぬわけではないのだけれども。ただ破滅に瀕している時でなんとなく生きていくのが定かでない時は、そういうものに巡り会える力が生きる上で一番必要になってくるのだと、ぎりぎりの今はそう思う。
アキ・カウリスマキの作品を連続で見たら、そういうことを強く感じた。

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kp
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