マンハッタン無宿のレビュー・感想・評価
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職務規定違反の保安官代理
クリントイーストウッド扮するクーガン保安官代理は、ひとり荒野をジープで走っていた。相変わらずこの頃のクリントイーストウッドはいい男だね。職務規定違反が多いところが魅力なのかな。そのクーガンがニューヨークへ出て来てドジを踏み騒動を起こす。話としてはちょっとお粗末だけどね。
ハリーの準備運動
シーゲル君、イースト君天下の黄金コンビですが、ハリーキャラハンにはまだまだ及ばないです。
但し、同時代の人なら、こっちを先に観て、ハリーでぶっ飛ぶ、というのが正しい順番です。ハリーを先に観ちゃったら、どうしても比較しちゃうんで物足りないのは仕方ないか。
でもイースト君が意外にドジでカッコ悪いとこのある役柄で残念です。
クーガンのはったり
2021年6月15日
映画 #マンハッタン無宿 (1968年米)鑑賞
アリゾナからニューヨークに凶悪犯の身柄の引取りにやってきたイーストウッド保安官
劇中、ニューヨーク人は「テキサスから来たのか?」と聞いてきて、イーストウッドがいちいち「アラバマだ」と言い返す!
アラバマって知名度が低いのかな?
ご存知「警部マクロード」の元ネタ
ドン・シーゲル監督、クリント・イーストウッド主演
この黄金コンビの最初の作品
これを観てなかったらクリント・イーストウッドのファンとは言いづらい
ご存知「警部マクロード」の元ネタ
本作がまあまあヒットしたので、テレビシリーズ化しようとしたら、クリント・イーストウッドがダーティハリーの撮影にはいったので、本作のカウボーイ刑事NYに現るの設定を使って「警部マクロード」が出来た話は有名
まあテレビシリーズのパイロット版的なB級映画ですが、ちょいと見応えもあります
クリント・イーストウッドのワイルドさが立っていて良いです
NY市警のマッケルロイ警部補の風貌がフレンチ・コネクションのポパイを彷彿とさせます
もしかしたら本作のクーガンと警部補を合体させたキャラがポパイなのかも?
肩が凝らず楽しめます
60年代ニューヨークと若きイーストウッド
表題の通り、見所は当時の雑多なニューヨークと若きイーストウッド。
クラブカルチャー、犯罪が耐えないような街の雰囲気が、当時憧れたアメリカを映し、そのカットだけでワクワク感がある。タイムマシンがあれば行きたいと思う。
クラブでマリファナ回し吸いがリアル。
セリフ回しが当時の流行りなのか、演技がかっている。
内容は皆のレヴュー通りかなり荒い。
ダーティクーガン これが現実だったら大問題!
ドン・シーゲル監督とクリント・イーストウッドが初めて組んだ1968年の作品。
イーストウッドにとっても凱旋後すぐの作品。
ストーリーは単純明快、シンプル。
アリゾナの保安官補、クーガン。
ずっと追ってきた殺人犯がNYで逮捕されたとの報せを受け、身柄引き取りに赴く。
が、待ち受けていた仲間の襲撃に遭い、逃げられてしまい…。
ハリー…じゃなかった、クーガンの怒り爆発!
己の信念を貫き通し、俺様スタイルで、徹底的に追い掛け、追い詰める!
マカロニ・ウエスタンで確立したアンチ・ヒーロー像を刑事アクションにそのまま活かした、これぞイーストウッドの為の役柄!
…しかし本作、難点や問題点も結構多い。
ジャンルは刑事アクションだが、派手なシーンは少なく、渋い刑事ドラマといった感じ。
派手な見せ場はクライマックスのバイク・チェイスくらいで、迫力と盛り上がりの肉弾戦や銃撃戦を期待すると肩透かしかも。
話はまるで、“カウボーイ保安官補、大都会へ行く”。
生まれて初めて大荒野から大都会へやって来たクーガン。
当然の如くカルチャー・ギャップ。
特に、都会の複雑な警察や司法のシステム。ただ身柄引き取りに来ただけなのに、あれやこれや…。
都会ってこんなに面倒臭ェのか…?
でも、一番の困ったちゃんなのが、このクーガン本人。
アリゾナでは職務中に女のベッドの中へ。
NYでも保護観察官の女性や殺人犯の元恋人など、見境無く口説きまくり。
女性関係色々あったイーストウッドそのもの…?
面倒臭ェ都会のシステムにイライラするのは充分分かる。
でもだからと言って法を無視し命令を無視し、独断と勝手に殺人犯を引き取り、その挙げ句逃げられてしまうなんて、冗談では済まされない!
なのに一切謝るどころか反省の色もナシ、俺の邪魔をする方が悪いとばかりにこれまた好き勝手やり放題。
確かにあの警部補も頭は固いが、突然やって来たよそ者にしっちゃかめっちゃか荒らされて、そりゃあ怒り心頭もするわな…。
ハリーも俺様暴力捜査だが、その矛先は常に悪人に向けられ、クーガンみたいに誰彼構わず手を出しはしなかった筈。
さながら、“ダーティクーガン”。
で、最後はやはり俺様のやり方が正しかったとばかりに殺人犯を捕まえ、警部補らと分かり合い、晴れて任務を全う。
…って、いやいや、『96時間』級にあまりにも都合良すぎるぞ!
確かにクーガンはカッコイイが、と同時にその傍若無人ぶりに見ててイラッとも…。
シーゲルの職人手腕、イーストウッドの漢の魅力、ラロ・シフリンのリズミカルな音楽、娯楽B級作品だが、
これが現実だったら、大失態どころか大問題大不祥事!
まあでも、これがあったから『ダーティハリー』が誕生したと思うと、運命的な貴重な一作。
ダーティハリーが生まれるまでの過渡期的作品。ハリーよりも好色度が高...
ダーティハリーが生まれるまでの過渡期的作品。ハリーよりも好色度が高め。
もちろんハリーのかっこよさには及ばぬものの、これはこれで気楽に楽しめる。ハリーと比較しながら見るとよい。
悪役はイマイチ。ハリーの一作目の憎たらしいスコルピオには遠く及ばず。
バイクアクションはなかなか。これもハリー2を彷彿とさせる。
ハリーシリーズに不可欠な黒人のおっちゃんもしっかり出演してて笑える。
ハリーファン、イーストウッドファンなら見て損はしない作品です。
最後、いがみ合っていた警部補との別れ、かっこよかったです。
挿入歌の歌詞、「愛とは内股をしたオレンジの皮」(笑)どういうこと?
『ダーティー・ハリー』の劣化版
総合55点 ( ストーリー:50点|キャスト:60点|演出:65点|ビジュアル:70点|音楽:60点 )
『ダーティー・ハリー』の前振りのような作品だが、その品質を下げた劣化版のような内容でたいしたものではなかった。
粗い・緩い登場人物と物語と演出が目立った。主人公は組織の規範は無視するし、捜査というには適当なのだがそれでも犯人に迫れてしまう。何かと振る舞いの雑な主人公は直情的に行動し暴力も振るうのが、ハリー・キャラハンのような凄さというより馬鹿っぽさが先に来て魅力を感じない。ヒッピー文化を引きずったこの時代らしい出鱈目な人々と社会が反映されているが、作品のほうもそれ相応の水準にすぎない。
刑事の縄張りって大変そう
ダーティーハリーは1作品しかみたことないので、
これがそのシリーズの原点!と言われてもあまりパッとこなかったのですが
刑事の縄張りとかでうまいこと捜査できなかったり怒られたり、
現代にも通じる部分があるな~と見ていました
途中出てくる薬の温床のクラブシーンの曲が気になった
愛は内股のオレンジの皮がどうたら~とかいう歌詞で余計気になった…
劇中歌が印象に残る映画は少ないので、けっこうおもしろかった
昔はカーボーイスタイルって田舎者とか時代遅れとか笑われてたのでしょうか?
その割にはこの主人公は女性にもててたから感覚がよくわからん…
よかった
セントラルパークみたいな公園でのバイクチェイスにハラハラした。イーストウッドがリンチに会ったり散々だった。セックスしたのもヤク中みたいな女だけで、散々田舎者だと馬鹿にされ、大都会は田舎者にはつらい。それでもアリゾナの流儀を貫こうと肝の据わったところが見れてよかった。
お若いですね。
テレビ東京で鑑賞致しました。
クリント・イーストウッドが若くて良い男でしたね。
ナバホインディアン出身のような悪人を逮捕して、
マンハッタンの23分署に連れて来たまでは良かったのですが、
仲間に襲われて逃げられてしまう。
共演のスーザンクラークさん、綺麗なんですがクリント・イーストウッドとのラブシーンが頂けない。
雰囲気が全く出ておりませんので、星3っつになりました。
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