マリー・アントワネット : 新作映画評論

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映画

マリー・アントワネット

劇場公開日 2007年1月20日
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マリー・アントワネット 1月20日より日劇1ほか全国東宝系にてロードショー

ガーリー・ムービーの女王による究極のガーリー・ムービー

画像(C)2005 I Want Candy LLC.

これは、ガーリー・ムービーの女王によるガールのための究極のガーリー・ムービー。なにしろ、ソフィア・コッポラは、コスチュームプレイは重厚という常識を覆して、フランス最後の王妃の日々をスウィートなピンクで染めあげてみせたのだ。

だが、18世紀を代表するファッションセレブながら、まだティーンエイジャーだったマリーの気分を現代に置き換えれば、こんなポップな色彩こそがふさわしいのかも。それに、自身もファッション・リーダー的存在であるソフィア。その美意識に応えたパリの老舗ラデュレのマカロンにインスパイアされたという甘い色彩のドレスやシューズも、そのラデュレが手がけたスウィーツの数々も、女のコ心(元・女のコも含む)をくすぐりまくり。

しかも、パーティ三昧の生活から一転、出産するとプチ・トリアノンでロハスな生活を始めるマリーに、現代のセレブたちの姿を重ねさせる批評精神も。無邪気な少女が王妃の自覚に目覚めるまでの心理的陰影は浅いし、ドラマツルギーに欠けるというソフィアらしい難もあるけれど、そのへんは一般常識としての歴史的な知識が補ってくれるわけで。ガーリーなものが苦手な向きも、この洗練されたピンキッシュ・ワールドには、きっとハマっちゃっいますから。

杉谷伸子

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ABOUT THE MOVIE

  • マリー・アントワネット 画像1
  • マリー・アントワネット
  • 14歳でオーストリアからフランス・ブルボン王家に嫁ぎ、18歳でフランス王妃に即位、そしてフランス革命によって37歳の短い生涯に幕を閉じたマリー・アントワネットの人生を「ヴァージン・スーサイズ」「ロスト・イン・トランスレーション」のソフィア・コッポラ監督が映画化。タイトルロールにはキルステン・ダンスト。その他アーシア・アルジェント、ジェイソン・シュワルツマンらが共演。
  • 原題:
    Marie Antoinette
    監督:
    ソフィア・コッポラ
    出演:
    キルステン・ダンストジェイソン・シュワルツマンアーシア・アルジェント
    製作国:
    2006年アメリカ映画
    配給:
    東宝東和、東北新社
  • 1月20日より日劇1ほか全国東宝系にてロードショー
  • オフィシャルサイト

(C)2005 I Want Candy LLC.

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