真夜中の虹

劇場公開日:

解説

南を目指す男の波乱万丈な旅を、アキ・カウリスマキ監督らしい淡々としたタッチで描く。失業したカスリネンは、自殺した父のキャデラックではるか南を目指す旅に出た。ところが途中で強盗に全財産を奪われ、日雇い仕事に出た帰りにイルメリという女性と知り合う。ある日彼は、金を奪った強盗と再会し捕まえようとするが、逆に警察に連行されそのまま投獄。イルメリの助けを借り、刑務所仲間のミッコネンと共に脱獄するのだが……。

1988年製作/73分/フィンランド
原題:Ariel
劇場公開日:1990年

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1

(C)Villealfa OY

映画レビュー

4.5カウリスマキは愛である

2024年3月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:その他

笑える

単純

幸せ

ハードボイルドだが、どこか愛らしい
悲惨なはなしだが、重苦しさはなく
くすくす笑いがとまらない
画面の光と影、色、音楽、音が
こだわりぬかれた美しさに酔うのでした

コメントする (0件)
共感した! 0件)
青樹礼門

4.0希望を求めて南へ‼️

2024年1月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

単純

幸せ

主人公カスリネンは鉱山の閉鎖で職を失い、父親も自殺してしまう。父の残したキャデラックで、カスリネンは南へ向かうが、道中強盗に襲われ、無一文に。仕方なく日雇い労働で働いていたある日、シングルマザーのイルメリと惹かれ合う。そして以前の強盗とトラブルになり逮捕されるが、脱獄し、イルメリとその息子と共に船で異国へ・・・‼️「パラダイスの夕暮れ」「マッチ工場の少女」とともに "労働者3部作" と言われてますが、私はこの作品が一番好き‼️相変わらずカウリスマキ監督らしく、ワンカットが長いし、ほとんどセリフもないんだけれど、全編に漂う雰囲気はハードボイルドだし、主人公の乗る車はキャデラックだし、脱獄モノでもある‼️そしてラストは希望に満ちた逃避行‼️いいですね‼️フィンランドの労働者へのカウリスマキ監督の愛あふれる秀作‼️

コメントする (0件)
共感した! 4件)
活動写真愛好家

3.5愛憎まみれる故郷からの脱出

2023年12月28日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ついに愛着しかない離れたくない、でももうこんなところには居られないと心底思ってしまったフィンランドから逃げて行くしかなくなった。
ここではない虹が見える場所に行く、真夜中の港の暗さと船(Ariel)の明るさ。
ユーモアをなるべく入れようとしながらも、ここから逃げることしかできなくなった人たちを描くしかなくなった、そんな真剣な映画でした。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
あした

4.0虹の儚い美しさ

2023年10月23日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
ouosou