ぼくの伯父さん

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

フランスの喜劇作家ジャック・タチの長編第3作にして彼の代表作となった傑作コメディ。プラスチック工場を経営するアルペル氏を父に持つ少年ジェラールは、あらゆるところが自動化された超近代的な家で暮らしている。しかしジェラールは堅苦しい自宅で過ごすより、母の弟であるユロ伯父さんと遊ぶのが大好きだった。一方、ジェラールの両親は気ままに生きるユロ氏の行く末を心配し、就職やお見合いをさせようとするのだが……。行く先々で騒動ばかり巻き起こすユロ伯父さんの日常を、近代化・効率化への風刺を交えながらユーモラスに描き、カンヌ国際映画祭審査員特別賞、アカデミー外国語映画賞を受賞するなど国際的に高く評価された。14年、タチの監督作をデジタル復元版で上映する「ジャック・タチ映画祭」でリバイバル。

1958年製作/120分/フランス・イタリア合作
原題:Mon Oncle
配給:日本コロムビア
劇場公開日:2014年4月12日

その他の公開日:1958年12月23日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第31回 アカデミー賞(1959年)

受賞

外国語映画賞  
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映画レビュー

2.5ル・コルビュジエの建物とエッシャーの騙し絵とル●バ

2023年8月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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マサシ

4.0ジャック・タチからの贈り物

2023年4月2日
PCから投稿

何年か前に開催されたジャック・タチ映画祭で鑑賞した。
ヨレヨレのステンカラーコートとパイプがトレードマークのユロ氏の起こす騒動記。背筋を伸ばした姿は、何事にも動じなさそうな雰囲気を漂わせる。自身はボロいアパート住まいのユロにとって、やや上流階級の妹夫婦の住むオートマチック仕様のモダンな家は馴染まないが甥っ子にの為なら何でもやっちゃう。何をやっても上手くいかないユロは、、、。

妹夫婦の家の魚のオブジェが面白い。
甥との交流が微笑ましい。
見ているだけで安心するユロ伯父さん。
存在するホッとする映画のひとつ。

脚本・監督・主演はジャック・タチ
アカデミー外国語映画賞受賞
カンヌ審査員特別賞のコメディ映画。

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星組

3.5【”ぼくの叔父さんは、ちょっと変わっている。けれどもぼくはそんな叔父さんが好きなんだ・・。”世間ずれしていないユロ伯父さんを、ジャック・タチが飄々と演じる作品。】

2022年10月18日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

知的

幸せ

■ユロ伯父(ジャック・タチ)さんは変わり者の独り者。
 気ままでのんきなユロ氏は下町暮らし。
 甥っ子のジェラールは、そんな伯父さんのことが大好きだった。
 何とか一人前の男にしようと画策する姉婿のアルペル氏は、ユロ伯父さんに仕事や女性を紹介しようとするが…。

◆感想

・トーンとしては、チャップリンの映画を彷彿とさせる。

・悪人はおらず、ユロ伯父を演じるジャック・タチの可笑しさが全面に出ている。

<色鮮やかな色彩感覚、不惑以上であれば、何処かで聞いたことのある懐かしい音楽。
 効果音を巧みに使った音響の妙、アパートの不思議なデザインなど、唯一無二の世界を作り上げている作品である。>

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NOBU

4.0すべてが喜劇になる

2022年1月12日
iPhoneアプリから投稿
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因果
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