プレイタイム

劇場公開日:

プレイタイム

解説

「ぼくの伯父さん」のジャック・タチが膨大な時間と製作費をかけて挑んだ野心作で、全編を高画質の70ミリフィルムで撮りあげたフランス映画史上屈指の大作コメディ。半年以上もの時間を費やしてパリ東部に建設した巨大セット「タチ・ビル」の近未来的な都市を舞台に、就職の面接を受けるためにやって来たユロ氏とアメリカ人観光客バーバラのすれ違いや出会いをユーモラスに描く。公開当時、一部の批評家や映画ファンからは熱烈な支持を得たものの興行的には大失敗し、タチを破産に追い込んだ。タチの没後20年となる2002年にはカンヌ国際映画祭で「新世紀修復版」が上映され、再評価が進んでいる。14年、タチの監督作や出演作をデジタル復元版で上映する「ジャック・タチ映画祭」でリバイバル。

1967年製作/124分/フランス
原題:Playtime
配給:日本コロムビア
劇場公開日:2014年4月12日

その他の公開日:1969年6月14日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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映画レビュー

3.0ウォーリーを探せ感

2024年3月5日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

寝られる

この作品しか見ていませんが、ユロ氏という方が変な世界でウロウロしてるだけのシリーズなんですね。

撮影するのがすごく大変だったんだろうなと、始終思いました。とにかく人が多いし、みんな個性的で情報量も多く、主人公はどこだ?となるくらいストーリーもありません。既視感があったのでなんだっけと思っていたら、ウォーリーを探せに似てるなと気づいて勝手に納得しました。

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おちゃん

5.0コメディ映画の究極体(?)タチ崇拝者の為の映画!

Kさん
2022年3月15日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

タチ演じるユロ氏は、ガラス張りの高層ビルが林立する大都市(パリのどこか)にやって来て、一棟の巨大なオフィスビル(?)に入っていく。そこで延々と一人の男性を探し続けるのだが、彼とのすれ違い、会社=社会という厳格な世界を彷徨って歩き回るユロ氏は哀れというよりも、どこか魅力的だ。

このビル内は殺伐としているが、ふとした瞬間、目を疑うほどに美しいショットが挿入される。
そこから眺めたパリの風景、ほぼ単色の大都市に入り込んでくる観光客のカラフルな服装などがそれで、今まで映されてきた全ての社会人と対比される"遊び人"が見事に描写されている。

後半のレストランでの場面は更に磨きがかかり、
初めは上品を気取った輩の場所だが、ユロ氏が
"偶然"ドアを破壊したことによって、遊び人、ヒッピー、酔っぱらいがなだれ込み、黒と白のみだった人々は緑、桃色といったカラフルさに酔い、遊び心、遊びの時間(=プレイタイム)の大切さに気付くのだった。
それは我々にも同じ事が言える。

この映画は、近代化への批判というよりも、遊ぶことの大切さを伝えたかったのだろう。
それを伝えるためにタチは1000億円以上をはたいてもう一つの世界を創り上げた。(愛読書「e/mブックス ジャック・タチ」から引用すると)「プレイタイム」を観るということは、この惑星に生まれたわたしたちの権利である。」

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K

2.0アメリカ的なるものへの風刺劇でしょうか

2020年10月28日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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odeonza

3.0就職活動するユロ氏

2020年7月15日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 大都会の大企業。無機質な映像によってアメリカ的社会の風刺。しかし、しつこいまでに同じギャグを繰り返し、笑えない。近未来映像の面白さだけが救いだ。

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kossy
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