「ストリープの老け役」愛と哀しみの果て　よしたださんの映画レビュー（感想・評価）

　いまやハリウッドで過大評価されている女優として、全世界が知るメリル・ストリープ。彼女が乗りに乗っていた頃の作品。
　確かに近年の彼女の出演作品は残念なものが多い。ABBAのヒットナンバーをちりばめたミュージカル映画は、彼女の歌唱を観ているのが辛すぎて、鑑賞を途中で止めてしまった。こんなことは年に200本くらい映画を観ていても、そうあることではない。
　だから、彼の発言も全くの出鱈目にはならないと思う。
　だが、やはり彼女はハリウッドの歴史に名を残されるべき俳優の一人であろう。
　老け役が評価できないのはある意味当然なのだ。なぜなら、彼女は全盛期から年齢のわりに老成した役を演じてきたのだから。