劇場公開日 1992年7月11日

「悪い奴はウォーケン」バットマン リターンズ 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0悪い奴はウォーケン

2018年1月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館、VOD

悲しい

楽しい

興奮

前作にも増して好き放題にティム・バートン節炸裂な世界観がコミカルにキュートながらもダークに、ペンギン周りの小道具やら美術のディテールが可愛らしくもあり、ミサイル背負い込んだペンギンの群れがどうせならもっと活躍して欲しかった。

奇形を愛するティム・バートンがバットマンよりもヴィランを中心に描く物語、ダニー・デヴィートの気味の悪さから愛らしさも醸し出す滑稽な姿やキャットウーマンを演じたミシェル・ファイファーは悪役でありながらのヒロインを魅力的に、またしてもマイケル・キートンは影の薄い存在なのは否めない。

スーパーヒーローやヴィランでもないクリストファー・ウォーケンが誰よりも目立っていた印象で、一番悪いのもウォーケンな訳でさすがの存在感。

初公開時に仙台青葉劇場にて鑑賞。

万年 東一