(ハル)

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

パソコン通信によって見知らぬ男女が出会い、恋が生まれるまでを描いたラブストーリー。(ハル)というネームでパソコン通信の映画フォーラムにアクセスを始めた速見昇は仕事も恋もうまくいかず鬱屈していた。そんな彼に(ほし)というネームで励ましのメールが届く。その日から、2人はメールを交換し始め、本音を伝え始めるようになる。そして(ハル)は会うことを提案するが……。スクリーンに映しだされたメール文字だけでなく、2人の距離感をみずみずしく描いた森田演出が際立つ。

1996年製作/118分/日本
劇場公開日:1996年3月9日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第20回 日本アカデミー賞(1997年)

ノミネート

脚本賞 森田芳光
主演女優賞 深津絵里
新人俳優賞 内野聖陽
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(C)光和インターナショナル

映画レビュー

4.0かなり久しぶりに見直した

kさん
2023年11月26日
iPhoneアプリから投稿

きのう何食べた?のケンジ役 内野聖陽さんの芝居が見直すほど素晴らしいので、ハルで確かめてみたら最初から素晴らしい俳優であることがよくわかった。俳優陣も、ストーリーも、コンセプトも、大好きな映画に変わりなかった。

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k

3.0ほんわか温か。

2023年4月18日
Androidアプリから投稿

今でこそ二人がコミュニケーションを取る手段には事欠かないと思いますが、会うか電話するかくらいしか方法がなかった当時は、文字だけとはいえ、周囲を気にすることなくコミュニケーションができるパソコン通信は、画期的な通信メディアであったことは、間違いありません。
(パソコン通信はしりの当時は、スマホはおろかガラケーも普及していなかった時代。電話といえば、家族のが共用する、いわゆる黒電話(600型電話機)が、まだ一家に一台だったりした頃。)

そんな中で、少しずつお互いを知り合っていくホシとハルの様子が、ほんわかと心に温かい一本だったと思います評論子は。
そして、走る新幹線の中から、ほんの一瞬だけ「出会う」二人…。
胸にジーンと来たのは、果たして評論子だけだったのでしょうか。

佳作であったと思います。

(追記)
いまは、彼(彼女)の電番をスマホのディスプレイでタップすれば、何ということはなく電話が繋がって話ができますが…。
上記のような評論子の世代では、まだ学校にいるうちから「今日の何時に」と約束しておいて、その時間にかけると、首尾良く彼女が受話器を取ってくれる…。
そんな感じでした。

たまたま彼女の家族が先に受話器を取ってしまったしすると…。
母親が取ったときは「はいはい、娘ですね。少し待ってくださいね」と平和なのですが、間違って父親が取ったりすると「オレの娘に何の用だ?悪い虫がついたか?」みたいな感じで、バツの悪い思いをしたりします。

その困難が、二人の気持ちを育んでいたと考えるのは、単なる評論子の思い過ごしでしょうか。

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talkie

4.0【”パソコン通信”により、知り合った(そしてお互い偽りの部分もありながら)男女の恋物語。森田芳光監督作品の中でも、特に斬新な設定と、それを支える深津さんと内野さんの演技に魅入られた作品。】

2022年12月20日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

幸せ

ネタバレ! クリックして本文を読む
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共感した! 6件)
NOBU

4.026年も前。SNSで出会った2人の本物の恋

2022年7月31日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD

1996年。監督:脚本:森田芳光。
主演のふたり。深津絵里と内野聖陽が若い。

パソコン通信で知り合う(ハル)と(ほし)
グループでチャットがいつのまにか一対一のかけがえの無い“話し相手=相談相手)になって行く。
(ほし)がはじめ男性のふりをしてたり、
(ハル)の彼女が外国へ行ってしまって失恋したり、(ほし)にはしつこいストーカーがいたり、
(ハル)が(ほし)と同時進行で付き合ってた(ローズ)が、まさかの(ほし)の妹・・・
ショックだった!!

今ならSNSで知らない人とメールするなんて珍しくもないが、26年前は、最先端の
ネット黎明期だったんだ!!

パソコンの文章画面が半分を占める。
でもドラマティックだった。
ドキドキした。
応援してた!!2人を!

この映画、20数年前に観ています。
その時は内野聖陽を見て、なんでこの人が主役の(ハル)なの???
とても不満だった。
内野聖陽は今かなり好きな俳優だが、当時は(ハル)にはもっと甘いハンサムがいいな・・と思い込んでいた。
深津絵里さんが美しいこと!!
今とイメージが殆ど変わらない、美人で感じがイイ。
まさかこんなに感動するとは夢にも思わなかった。
森田芳光、最高!!

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琥珀糖