裸のランチ

劇場公開日:

裸のランチ

解説

「スキャナーズ」の鬼才デビッド・クローネンバーグの監督・脚本で、ウィリアム・S・バロウズの同名小説を映画化。映像化不可能と言われていた難解な原作を大胆に再構築し、原作者バロウズの半生を盛り込みながら悪夢的な世界観で描き出す。

1950年代、ニューヨーク。害虫駆除員のウィリアムは、仕事用の駆除薬を妻ジョーンがドラッグ代わりに使っていることに気づく。自身も駆除薬に溺れるようになったウィリアムは、誤ってジョーンを射殺してしまう。インターゾーンと呼ばれる謎の街に身を隠したウィリアムは、奇怪な生物マグワンプに命じられて活動報告書を書くことになるが……。

「ロボコップ」シリーズのピーター・ウェラーが主演を務め、「バートンフィンク」のジュディ・デイビス、「エイリアン」のイアン・ホルム、「眺めのいい部屋」のジュリアン・サンズが共演。

1991年製作/115分/PG12/イギリス・カナダ合作
原題:Naked Lunch
配給:東北新社
劇場公開日:2023年7月7日

その他の公開日:1992年7月(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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  • 画像1

(C) Recorded Picture Company (Productions) Limited and Naked Lunch Productions Limited. 1991.

映画レビュー

3.5物語とは。

2023年8月29日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

難しい

寝られる

よくわからない組織で、よくわからない活動をする、自分でもよくわかっていない男。その男の薬物とその活動を断片的に描く。
理解し難いストーリーの流れや描写が目につくが、あくまでもそれらは"男"を中心とした世界で語られており、一つの物語を成している。
やはり監督のお家芸ともいえる、奇妙でドロっとしてヌメり気のある、"生き物"なのか"モノ"なのか、少なくとも"ナマモノ"であることは確実な存在の数々は不思議な愛嬌があり素晴らしい。特にタイプライターたちは、その世界観を直感的に理解できる良い存在だった。

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ezio

3.0タイトルなし

2023年8月28日
Androidアプリから投稿

12ヶ月のシネマリレー
バロウズの原作自体かなりの奇作らしいが×クローネンバーグ監督 もうこの時点で多分訳分からんだろうなな予感
3種類のエログロタイプライターが斬新 そう言えば一昔前まではタイプだった ゴキブリとムカデは職業柄な幻覚かな インターゾーンが中東、アネクシアがロシアみたいだったので、もうアメリカじゃ書けない、妻も物書きには障害になる、ということかと思った 考察は特に必要なさそうだけど

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ゆう

4.0クローネンバーグ好きは必見‼︎

2023年8月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

日本では1992年に公開されたクローネンバーグの旧作の再映。映画凍結期の作品なので本当にありがたい。

そして噂に違わぬ傑作。

ウィリアム・S・バロウズの原作を再構築し、バロウズの半生を盛り込んだという悪夢のような世界観🎯たまりませんな〜

1950年代のニューヨーク、小説家になろうとして挫折したのか害虫駆除の仕事をするウィリアム(ピーター・ウェラー)。害虫駆除薬をドラッグ代わりに使っている妻ジョーン(ジュディ・デイヴィス)。ウィリアム自身も駆除薬に溺れ、誤ってジョーンを射殺した。

冒頭を飾るこのエピソードが激しく切ない。
これもバロウズの実体験に基づくなんて😱

インターゾーンという謎の街に身を隠したウィリアム。ここからは薬漬けになったウィリアムの脳内の如き歪んだ世界。

奇怪な生物、巨大なゴキブリ、ゴキブリが寄生したタイプライター、、、意味不明でグロテスクな世界観はクローネンバーグの真骨頂。

そう、これは多くの人にとって不快極まりないキワモノだと思うが、クローネンバーグ好きには必見の重要作だ。

それにしてもジュディ・デイヴィス💕
そしてオーネット・コールマン👍

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エロくそチキン2

3.5デヴィッド・リンチをグロキモくしたような…

2023年8月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

12ヶ月のシネマリレー、にて4Kレストア版を観賞。

前から観たくて、やっと観れた。

原作は有名なビート作家ウィリアム・S・バロウズですが未読です。

クローネンバーグ、あい変わらずイカれてんなー(笑)と。

デヴィッド・リンチ的な難解な映画です。

難解で眠くなる眠くなる、眠かったー(笑)

原作者のバロウズはドラッグ中毒だったらしいので、自身が体験した幻想を作品に入れたんでしょうね…

セックス&ドラッグ&ジャズがビートニクスの信条。

ゴキブリ、ムカデ、他にも、得体の知れないグロキモ生物が出てきます。

食べながらの観賞は注意(笑)

オープニングはオシャレだったんだけどな…(笑)

完全なカルト映画です。

評価は甘めです。

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RAIN DOG