「最後にほろっと涙が出る」ニュー・シネマ・パラダイス 世紀末さんの映画レビュー(感想・評価)

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ニュー・シネマ・パラダイス

劇場公開日 1989年12月16日
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最後にほろっと涙が出る

大きなどんでん返しがある訳でもないが、最初から最後まで心穏やかに見れる映画。

自転車に一緒に乗るシーンや、トトが小学生から青年に変わるシーンが印象的。

そのままトトが故郷でずっと暮らしていでも何不自由なく平穏な日々を過ごせていただろうが、可愛い子には旅をさせよということだろうか…サルヴァトーレは故郷を離れたからこそただの映写技師ではなく映画監督となることが出来た。アルフレードはサルヴァトーレに対して親の様な愛情だけでなく、友達や同僚、戦友のような様々な感情を持っていたのだろうなぁと思う。

かつて多くの人が押し寄せ盛り上がりを見せていたパラダイス座が閉館してしまったように時が経つことで変わってしまうものもあるが、アルフレードと過ごした思い出は色褪せずにサルヴァトーレの心の中に変わらずあり続ける。

【以下あらすじ】

シチリアの小さな村で青春時代を過ごし、現在はローマで暮らす映画監督のサルヴァトーレはある日の深夜、地元にあった映画館「パラダイス座」の元映写技師アルフレードの訃報を聞きます。思わずサルヴァトーレは過去の思い出を回想するのでした…。
第二次大戦時、幼少時のサルヴァトーレことトトが住んでいた村の唯一の娯楽は、パラダイス座での映画鑑賞のみ。トトも足しげく映画館に通いつめる毎日を過ごしており、特に映写技師アルフレードが籠る映写室に入り浸っていました。
当時のイタリアは検閲により、劇中でキスシーンなどがあると神父がベルを鳴らし、そのシーンのフィルムをカットしなければなりませんでした。そのカット技術が巧みだったアルフレードをトトは尊敬していたのです。
最初こそアルフレードはトトを邪魔者扱いしていたものの、次第にふたりの間には世代の枠を超えた友情が芽生え、ついにはトトは映写技師の仕事を習うまでになります。トトはカットしたフィルムを欲しがるも、配給会社に返却する際に元通りにする必要があると拒否されます。
そんなある日、パラダイス座でフィルムが焼けて火事が発生。トトの救出によりアルフレードは一命を取り留めるも、視力を失ってしまいます。代わりにトトが映写技師として働くようになり、成長するにつれ映画撮影に興味を持つと同時に初恋を経験していきます。アルフレードはそんなトトに「外の世界を見て来い」というアドバイスを授け、ローマに旅立たせるのでした。
それから30年が経過し、映画監督となったトトことサルヴァトーレは、アルフレードの葬儀に参列するため故郷に戻ります。かつて入り浸っていたパラダイス座も閉館し駐車場になる聞き、寂しさを募らせていたサルヴァトーレはアルフレードの形見を渡されます。
それは一本のフィルムで、かつて検閲でカットされたキスシーンをつなげたものだったのです。試写室でサルヴァトーレは、ひとり涙をこぼすのでした。

世紀末
さん / 2018年1月14日 / スマートフォンから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  泣ける 楽しい 幸せ
  • 鑑賞方法:-
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