マイティ・ハート/愛と絆 : 新作映画評論

現在の掲載作品数23606

マイティ・ハート/愛と絆

劇場公開日 2007年11月23日
RATE
RATE B+
マイティ・ハート/愛と絆のレビューを書く
見たい度
見たい度を投票
クリップ数
マイティ・ハート/愛と絆をクリップ
  • マイティ・ハート/愛と絆の作品情報
  • マイティ・ハート/愛と絆の注目特集
  • マイティ・ハート/愛と絆の映画評論
  • マイティ・ハート/愛と絆の予告動画
  • マイティ・ハート/愛と絆のフォトギャラリー
  • マイティ・ハート/愛と絆のDVD
  • マイティ・ハート/愛と絆の映画レビュー
  • マイティ・ハート/愛と絆のグッズ
  • マイティ・ハート/愛と絆の知恵袋
  • マイティ・ハート/愛と絆のつぶやき

マイティ・ハート/愛と絆 11月23日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほかにてロードショー

アンジェリーナ・ジョリーが受け身型の主役を好演

画像1(C) 2007 Paramount Vantage. All Rights Reserved.

映画の主役には2つのタイプがある。自分が動くことでストーリーが展開していく行動型の主役と、常にストーリーの中心にいるけれど自分からは動けずリアクションに徹する受け身型の主役だ。「マイティ・ハート」のアンジェリーナ・ジョリーは、まさしくこの受け身型の典型。ジャーナリストの夫がテロ組織に誘拐され、彼女の住まいが捜査陣の本部になって、いやでも事件の中心に据えられているのに、この事件のために彼女がやることは何もない。彼女自身もジャーナリストだが、聞かれたことに答え、TVで夫の解放を訴え、ハラハラと心配することしかないのだ。このじっと辛抱する役回りをどう演じるか。これは難しい。

そしてアンジーが選んだ演技のキーは強さ。悲しみも恐怖もじっと呑み込んで我慢する凛とした強さに、ジャーナリストとしての矜持をこめたのはさすがだ。今、こういう強さを表現できる女優はそうはいないと思う。ただ、その矜持が崩れる一瞬の弱さを、お経や号泣ではなく、物の哀れを感じさせる何かで見せてくれたら、もっと良かった。

ドキュメンタリー・タッチでリアルに事件を追い、最後まで緊迫感を持続させるウィンターボトム演出は、相変わらずうまい。

森山京子

ブックマーク: Yahoo!ブックマークに登録する はてなブックマークに追加する livedoorクリップに登録する Buzzurlにブックマークする newsingにピックアップする

ABOUT THE MOVIE

  • マイティ・ハート/愛と絆 画像2
  • マイティ・ハート/愛と絆
  • 02年にパキスタンで実際に起きた誘拐事件をアンジェリーナ・ジョリー主演、ブラッド・ピット製作で映画化。監督は「グアンタナモ、僕達が見た真実」で06年ベルリン映画祭銀熊賞を受賞したマイケル・ウィンターボトム。パキスタン最大の都市カラチでテロリストを取材中のウォール・ストリート・ジャーナル紙の記者ダニエル・パールが、何者かに誘拐される。彼の妻マリアンヌは妊娠5カ月の身重ながらも、夫の無事を祈り、必死の捜索にあたるが……。
  • 原題:
    A Mighty Heart
    監督:
    マイケル・ウィンターボトム
    脚本:
    ジョン・オーロフ
    製作:
    ブラッド・ピット、デデ・ガードナー、アンドリュー・イートン
    原作:
    マリアンヌ・パール
    撮影:
    マルセル・ザイスキンド
    音楽:
    ハリー・エスコット、モリー・ナイマン
    出演:
    アンジェリーナ・ジョリー、ダン・ファターマン、アーチー・パンジャビ、イルファン・カーン、ウィル・パットン、デニス・オハラ、アドナン・シディキ、ゲイリー・ウィルメス
    2007年アメリカ映画/1時間48分
    配給:
    UIP
  • 11月23日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほかにてロードショー
  • オフィシャルサイト

(C)2007 Paramount Vantage. All Rights Reserved.

- PR -

ガイド

新作映画評 人気映画評論家による最新作批評のコーナー。近日公開または公開中の最新作の中から編集部が選りすぐった作品を、毎週3作品ご紹介。更新は、毎週火曜日。

読み込み中...