チャイニーズ・ブッキーを殺した男

劇場公開日:

チャイニーズ・ブッキーを殺した男

解説

ジョン・カサベテス監督による異色のフィルムノワール。

場末のストリップクラブを経営するコズモは、店の借金を完済した矢先にポーカー賭博でボロ負けし、マフィアに莫大な借金をつくってしまう。返済の見込みがないコズモに、マフィアは借金帳消しの条件としてある仕事を持ちかける。それは、敵対組織のボスであるチャイニーズ・ブッキーを殺すことだった。

カサベテス監督の盟友ベン・ギャザラが、主人公を哀愁たっぷりに演じる。

1976年製作/134分/アメリカ
原題:The Killing of a Chinese Bookie
配給:ザジフィルムズ
劇場公開日:2023年6月25日

その他の公開日:1993年3月(日本初公開)、2012年6月2日

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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(C)1976 Faces Distribution Corporation.

映画レビュー

4.5歳を経るごとに深く染みていくカサヴェテス作品

2021年5月31日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

若い頃は全く魅力がわからなかったカサヴェテス作品。でもこれが20年経つと自分でも驚くほどのめり込んでしまうのだから不思議なものだ。とりわけ私が衝撃を受けたのが本作である。やはりセリフで筋書きを説明する野暮は一切しない。相変わらず、俳優の動きや表情、些細なやり取りから話の輪郭線を浮かび上がらせるやり方だ。そこに今回はもう一つの要素として”ハードボイルド”が加わる。ストリップ劇場のショーを取り仕切る支配人でありながら、借金がかさみ、殺人を強いられる主人公。そんな崖っぷちまで追い込まれた男が、最後までショーの芸術性を気にかけ、芸術家精神を貫こうとする。彼の心境はおそらく娯楽性と芸術性の間で揺れるカサヴェテス本人のものでもあるのだろう。映し出されるショーが笑ってしまうほどのクオリティであることも巡り巡って胸を鷲掴みにする決定打となる。この歳になってカサヴェテスの面白さに泣かされるとは思わなかった。

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牛津厚信

2.5残念だが世界観を理解できず。

2023年12月27日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

難しい

多くの方が高評価だが独特のカメラワーク、こだわりの演出、展開の理不尽さと不条理さにとうとう最後まで付いていけなかった。

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mark108hello

3.0特集4作目に

2023年11月26日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

寝られる

なっても、カサヴェテスはドラマを描くつもりは無いようだ。コズモが腹を射たれてからのダラダラがその証拠、脚本も彼なので全て納得ずくなんだろうが。ただ今作の最後、店のスタッフの全員紹介は自分の映画製作スタッフたちへの感謝とねぎらい、これは間違いない。
しっかし・・洋邦問わずヤクザ者のやり方は変わらないもの。

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トミー

3.5けっこうよかった

2023年11月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

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吉泉知彦
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