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アルモドバルの作品でいつも不快になってるのに、それでも観てしまう。つまりこの人は確信犯なのだ。やはり天才だと思う。
で、この最新作。よかったです。
この人は男を描くと自然と変質的になっちゃうのでしょう。逆に、女を描くとその才能がうまく回転していく。この映画で描かれる女は素敵です。ミステリタッチの作品で、本作に登場する川と深淵の闇が、おそらく「女」の比喩になってるのだと思う。男にとってやはり女は深淵のミステリなのだ。
また観たいです。

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ペネロペ・クルスのVolverですがDVD発売となったので見ました。評判高かったのですが、正直「ペネロペでしょ?トムに捨てられた・・・。」という印象しかなかった映画です。(私のような先入観を持っている人はいるはずだ。)
ゴシップにまみれていたペネロペですが、この映画で演技がきっちりできることを証明しました。非常にいい映画に出ることができて本当にラッキーな人だと思います。
内容は、娘がひょんなことで自分の旦那を殺してしまい、何とかこれを隠そうとするが、意外な展開に・・・。というお話で、ストーリーが秀逸です。「チャイナタウン」に通じるところもあるかも。何を見るか迷っている方は間違いなくおすすめです。

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「オール・アバウト・マイ・マザー」「トーク・トゥ・ハー」のペドロ・アルモドバル監督の新作。どうしても前2作の流れから期待してしまうが、前2作とは異なる流れの作品である。それは、前2作に見られた「現代という時代性」がないからだと思った。
物語は、主人公ペネロペ・クルスが生活する都会と故郷である田舎(ラ・マンチャという町だそうである)を往復する形で描かれる。この田舎が、まさに時が止まったような田舎で、それこそ幽霊が出てもおかしくないような、「異界」的な舞台として描かれているのである。この田舎町は、監督自身の故郷であるそうである。
ペネロペ・クルスたち女主人公が巻き込まれる物語の渦が流れ去った後に残るのは、この「異界」としての田舎の不気味さである。しかし故郷の田舎町は、その閉鎖性と神秘性と不気味さにより女主人公たちをそこに縛り付け続ける。その描き方は、ほとんどホラー映画である。
それにしても、ペドロ・アルモドバル監督はどんな女性よりも女性を描くことが上手な監督である。「うーん、女って、こういう生き物なんだ」と納得してしまった。