劇場公開日 2010年6月19日

選挙のレビュー・感想・評価

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3.0ナレーションがない!

2024年4月1日
PCから投稿

通常この手の作品にはナレーションがあるはずなのに、この作品にはナレーションがありません。
凄く斬新です。
本当に選挙の様子をカメラで撮影しただけ。
臨場感が半端なかったです。

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みる

2.0マシな候補

2023年3月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 山内和彦、東大卒、40歳。東京に住んでいたが、自民党からの要請で、“よりマシな候補”として川崎市議補欠選挙に立候補することにした。

 彼に密着したドキュメンタリーではあるけど、“選挙運動の裏まで見せた史上初のドキュメンタリー”という謳い文句はさほど感じられなかった。選挙後にTVで特集を組んだような番組もあることだし、目新しい事実はない。ただ、山内氏がポロリと本音をこぼしたり、愛車の軽4で寝泊りしたりする悲哀さは充分に伝わってくる。

 政党の公認を取り付けることができたということで、「まぁ、当選するでしょうけど・・・」などと勝ち戦だと確信していて、諸先輩方の力添えに対して恥じぬ行動を取ることに必死な様子。保育園の運動会でのラジオ体操、ただ名前を連呼することに執心する様子、ディベートよりも顔と名前を売ることが選挙運動の骨格となっているのです。好感の持てる人物だっただけに、「有名になってから立候補したかった」などという言葉には俗物さも感じ取れ、財産を擲ってまで賭した意気込みまでうそ臭く感じてしまいます。

 小泉自民党が大勝した2005年。追い風ということもあって、小泉純一郎、川口より子、それにタレント議員の面々の街頭応援演説に人が群がること群がること。他の候補者の映像も映し出されたけど、これじゃ楽勝だな~などと思ってしまいます。ただ、その楽勝さの裏には、次回の統一地方選挙には、応援してくれた先輩議員がライバルとなってしまうジレンマもあったりして、タテ社会の柵に苦悩する面も・・・

 映画には海外向けの英語字幕もついていて、英語の勉強としても役に立つように思います。欧米人から見ると、多分、不思議に思われるであろう日本の選挙の実態。“体育会”などという言葉が“military”と訳されていたので、幾分皮肉も込められているのだろうけど、監督が同級生であるということもあって、それほど批判性は感じられなかった・・・もっと悲哀の部分を強調してもらいたかった。

 “妻”と“家内”の使い分けエピソードは面白かったけど、それなら「山内一豊の妻」というギャグをかましてくれたほうが・・・

【2007年7月映画館にて】

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kossy

3.5小泉自民党の山内です。

2021年7月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

投票率が低い。政策よりも名前の連呼の方が票が入る。お金がないと立候補できない。日本のおかしな選挙を改めて映画として冷静に観てみると、ギャグにしか思えない。まるでフィクション映画みたいなノンフィクション映画。想田監督流石です。

本作が公開された時代よりも現在の方が、政治が酷くなっています。政治のパッケージ化も進みましたね。政治家が酷いだけなのではなく、有権者様もレベルが低いのです。日本人に民主主義は高尚すぎて合わないのでしょうか。全体主義の方が合う?

劇中、主役の山内さんは必ず「小泉自民党の山内です」と自己紹介していましたが、今だったら「菅自民党の山内です」とは言わないだろうなあ。当時小泉さんは庶民から人気がありましたが、庶民にとっては諸悪の根源が小泉改革だったわけです。騙されましたね!

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ミカ

3.5せっかくだから選挙2もセットで─

2019年9月20日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

難しい

個人が立候補しながらその戦いは決して個人ではなくその取り巻きとともに歩んでいくという姿が描写されていて、非常に興味深かかった。
これだから二世三世とか、地盤を引き継ぐという思想が拭い去れないわけだ。
絵の質は決して高いとはいえない。しかしながら、それを超越する志がある。言うまでもないことだけれど。最低限そのことを理解しておかなければ、この長尺にはついていけないだろう。
このドキュメンタリーに興味を持てたならば、ぜひ選挙2も見ることをすすめる。さらに楽しめるし、もっと色々と考えさせられることだろう。

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SH

3.5なぜか

2016年5月11日
iPhoneアプリから投稿

なぜか急に選挙のドキュメンタリーを観たくなって鑑賞

なぜか応援

なぜか共感

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アリンコ

3.0選挙

2015年6月6日
iPhoneアプリから投稿

色々大変だ

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サノケン

3.5懐かしいな

2014年11月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

知的

川崎市議補選に出馬した素人落下傘候補を追ったドキュメンタリー。衆院選に向けておさらい的に観てみたが、私が選挙取材の現場で走り回っていた頃と変わんないね。いつまでたってもあのシステムでは日本も地域も変わらないことを確信しました。

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Tetsuro Noji

3.5もう少し裏選対など選挙の側面と落選するかもという危機感を描いて欲しかったです。ヤマさんは恵まれていますよ。

2009年7月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 想田和弘監督の観察映画第二弾となる『精神』の公開の先駆けとして、本作が渋谷ライズエックスで異例の再公開となった次第。事前試写会では、山内和彦議員本人とともにホリエモンも特別参加して、自らの郵政選挙参戦の裏話を語るなど、結構イベントとしては、盛り上がりました。

 けれども映画としては、2005年の小泉時代真っ盛りの中で、ただ改革オンリーを主張する山内候補の主張に、一時代まえを思わせる古さを感じてしまい馴染めませんでしたね。 ただお断りしておくと、小地蔵は熱狂的な小泉ファンなのです。そんな小地蔵でも、今という視点で見ると、ギャップを感じます。

 それと2003年の総選挙で弱小事務所の選挙秘書を経験しているので、そういう目からすると、山内候補の悪戦苦闘ぶりが恵まれすぎているように思えるのです。自民党の公認で、地元代議士や大物の応援も得て、駅前に立派な選挙事務所も構えているなど、落選するかもという危機感が希薄なところが、本作の弱点でしょう。

 観察映画の手法のためか、時系列に順撮りし、ストレートに記録しているところも単調に見えてしまいます。もう少し、保守系陣営の裏側にある裏選対の活動まで食い込めばおもしろかったんですがねぇ。

 それでも、普段政治に触れていない人が本作をみれば、結構知らないことの連続で、好奇心を満たされるしれません。またこれから立候補を考えているひとには、どんな活動をすればいいのか、マニュアルとして参考にはなることでしょう。

 一介の切手コレクターから議員となった山内氏のサクセスストーリーを見ていくと、割と誰にでも政治家へ転身するチャンスは転がっているものだと思うようになるかもしれません。

 ぜひトライしてみませんか?

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流山の小地蔵