オーシャンズ13 : 新作映画評論

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新作映画評論

オーシャンズ13 オーシャンズ13 8月10日より丸の内ピカデリー1ほかにてロードショー

シナトラ一家にオマージュを捧げた痛快な“ラットパック”映画

画像1(C)2007 Warner Bros. Entertainment Inc
- U.S., Canada, Bahamas & Bermuda.
(C)2007 Village Roadshow Films (BVI) Limited
- All Other Territories

映画的な“遊び”が随所にあって楽しい。今度の敵役は「ゴッドファーザー」「スカーフェイス」のムービーアイコン、アル・パチーノ。しかも彼の相棒は「シー・オブ・ラブ」で共演したエレン・バーキン。その彼女に迫る中国人の扮装をし、付け鼻をしたマット・デイモンはどう見たって、「散り行く花」のリチャード・バーセルメスだろう。

ジュリア・ロバーツやキャサリン・ゼタ=ジョーンズを敢えて出さず、男たちの犯罪ドラマに仕立てているのがいい。「ひとりが嵌められたら、全員でやり返す」という単純な復讐のプロットのみで物語は展開する。裏切らないことの証として劇中のセリフに登場するのは「シナトラと握手したことがある」。その心意気を受け継いだようなダニー・オーシャン(ジョージ・クルーニー)たちの華麗な連携プレイが楽しい。サミー・デイビス・ジュニアが交通事故で左目を失った時、シナトラ一家は全員で眼帯をしてサミーを慰めたという逸話があるが、「13」の仲間たちは、それと同様の侠気と遊び心で結ばれている。要するに、ソダーバーグ監督はフランク・シナトラ一家の面々、いわゆる“ラットパック”にオマージュを捧げているのだ。

シナトラがベガスを歌う「ディス・タウン」が、徹頭徹尾“遊び”に徹した“ラットパック”映画を華麗に痛快に彩っている。

佐藤睦雄

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ABOUT THE MOVIE

  • オーシャンズ13 画像2
  • オーシャンズ13
  • ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピットら超豪華キャストの競演で毎回話題を呼んでいる人気シリーズの第3弾。犯罪ドリームチーム“オーシャンズ”のメンバーであるルーベンが、ホテル王バンクの裏切りによるショックで危篤状態となってしまう。復讐を誓ったオーシャンたちは、これまで敵同士だったベネディクトとも手を組み、カジノ付ホテルのオープンを控えたバンクに罠を仕掛ける。冷酷なホテル王バンクに扮するのは名優アル・パチーノ。
  • 原題:
    Ocean's Thirteen
    監督:
    スティーブン・ソダーバーグ
    脚本:
    ブライアン・コッペルマン、デビッド・レビーン
    製作:
    ジェリー・ワイントローブ
    撮影:
    ピーター・アンドリュース
    音楽:
    デビッド・ホームズ
    出演:
    ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイモン、アンディ・ガルシア、ドン・チードル、バーニー・マック、エレン・バーキン、アル・パチーノ、ケイシー・アフレック、スコット・カーン、エディ・ジェイミソン、シャオボー・クィン、カール・ライナー、エリオット・グールド、バンサン・カッセル、エディ・イザード、ジュリアン・サンズ
    2007年アメリカ映画/2時間2分
    配給:
    ワーナー・ブラザース映画
  • 8月10日より丸の内ピカデリー1ほかにてロードショー
  • オフィシャルサイト

(C)2007 Warner Bros. Entertainment Inc - U.S., Canada, Bahamas & Bermuda.
(C)2007 Village Roadshow Films (BVI) Limited - All Other Territories

オーシャンズ13

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