レミーのおいしいレストラン anagmaさんの映画レビュー(感想)

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レミーのおいしいレストラン

劇場公開日 2007年7月28日
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Surprised!
投稿日:2007年8月15日
anagmaさんのレビュー

「家族なんだから、○○してもいいのよ」の物語に感動するひとは多い。この映画の主人公であるレミーは、もちろん家族を愛しているけど、それ以上に、自分が料理人であることに誇りを持っている。家族でもなんでもない批評家に、一皿の料理を差し出し、判決をくだされる覚悟があるのだ。だからわたしは、その批評家がレミーの目をみて「Surprise me!」と言ったとき、感動せずにはいられなかった。
「わたしを驚かせて」。それはつまり、「本気出していいよ」ってことだ。「本気出していいよ」「全力でぶつかってきていいよ」って誰かが言ってくれるとき、躊躇なく泣き出してしまいそうにうれしくなるのは、何故なのだろう。わたしたちはそのとき初めて、ああ、ここに、ほんとうのともだちがいた、と思う。
でもそれがもし、「家族なんだから、本気出していいんだよ」とか、「家族なんだから、本気出さなくていいんだよ」だったら、とってもとってもつまらない。だってそれじゃ、いつまでたっても、新しい力に出会うことが出来ないのだから!

家族のよろこびも、新しい世界への挑戦も両方描くということは、とても難しいことだと思う。それに、あの大勢のねずみ! 観ていてやっぱりぎょっとする。その、ぎょっとする感じを残しながら、それでもレミーがシェフになれたということに不思議なリアリティがあって、すごい!

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