
レミーのおいしいレストラン
- 原題:
- Ratatouille
- 監督・脚本:
- ブラッド・バード
- 製作総指揮:
- ジョン・ラセター、アンドリュー・スタントン
- 音楽:
- マイケル・ジアッキノ
- 製作国:
- 2007年アメリカ映画
- 上映時間:
- 1時間50分
- 配給:
- ディズニー
(C)WALT DISNEY PICTURES/PIXAR ANIMATION STUDIOS ALL RIGHTS RESERVED
読み込み中...

この映画レビューにはネタバレが含まれています。
表示する場合は
ここをクリックしてください。
パリの町並み 建物の描写がとても良い
アニメーションならではのスピード感溢れるカット割も小気味が良い
料理の才能があるネズミとコックの物語だけど…これほど奥が深いストーリーに仕上げるとは さすがディズニー
同じ配給元のあのネズミを連想させないよう、主人公のレミーは極力擬人化されず、普段人間から忌み嫌われる対象である鼠として描かれる。パッチリと大きな目はご愛嬌だが、毛色は不衛生を思わせる澱んだ青で、全体的なデザインも“可愛い”というコンセプトからはかけ離れている。映画のマーケティングを考えれば致命的ともいえる決断により、この映画のユニークな方向性が決まった。まずマーケティングありきの映画製作から脱却したブラッド・バード監督の英断により、“自分の人生は自分で選択して決めるもの”というテーマが説得力を増す。
ネズミが料理する、というファミリー受けしそうなシンプルなプロットの上に立ちながら、マーケティングよりも作品の質を重視する。ピクサーの王者たる所以か。
「家族なんだから、○○してもいいのよ」の物語に感動するひとは多い。この映画の主人公であるレミーは、もちろん家族を愛しているけど、それ以上に、自分が料理人であることに誇りを持っている。家族でもなんでもない批評家に、一皿の料理を差し出し、判決をくだされる覚悟があるのだ。だからわたしは、その批評家がレミーの目をみて「Surprise me!」と言ったとき、感動せずにはいられなかった。
「わたしを驚かせて」。それはつまり、「本気出していいよ」ってことだ。「本気出していいよ」「全力でぶつかってきていいよ」って誰かが言ってくれるとき、躊躇なく泣き出してしまいそうにうれしくなるのは、何故なのだろう。わたしたちはそのとき初めて、ああ、ここに、ほんとうのともだちがいた、と思う。
でもそれがもし、「家族なんだから、本気出していいんだよ」とか、「家族なんだから、本気出さなくていいんだよ」だったら、とってもとってもつまらない。だってそれじゃ、いつまでたっても、新しい力に出会うことが出来ないのだから!
家族のよろこびも、新しい世界への挑戦も両方描くということは、とても難しいことだと思う。それに、あの大勢のねずみ! 観ていてやっぱりぎょっとする。その、ぎょっとする感じを残しながら、それでもレミーがシェフになれたということに不思議なリアリティがあって、すごい!
印象Pickup

この映画レビューにはネタバレが含まれています。
表示する場合は
ここをクリックしてください。
…を、ピクサーがしっかりと持っていることが改めて分かる一品。ピクサー首脳のアイドルである日本の某アニメ巨匠が、「楽しんでもらおう」から「考えさせよう」にシフトしているこの現状、頼もしく信頼できるスタジオだ。
物語中、レミーとリングイニの信頼関係は何度か危機を迎える。凡庸な物語だったら、そんな場面で主人公は周囲の声に流されてより悪い方に流れていくところだが、この物語では「信頼」がこちらの想像を超えて強く、安易に墜ちてはいかない。人を信じ、夢を信じ、己を信じる。そんな心の強さが感動的だ。
惜しむらくは、クライマックスの危機をレミー、リングイニ、コレットの当事者3人で乗り切れぬこと。カラフルな他の人間が役に立たず、まさかアレが料理するとは…どんだけ消毒してもアレは引く。難敵である評論家の吐く台詞も映画評論家を意識してるのでは…というのは考えすぎ?
キャラ造形は素晴らしい。特に気に入ったのがスキナー(米国名風?)。救いのないチビ小悪党だが、顔も体型も素晴らしい造形でなんだか憎めない。彼とレミーによるチビスケ同士のチェイスはスピード感、爽快感ともに最高級のアクション・シークエンスでした。

この映画レビューにはネタバレが含まれています。
表示する場合は
ここをクリックしてください。
劇中に出てくる歌の題名がLe Festinなんですが
その饗宴の裏側のキッチンでのねずみ模様を描いた今作。
レミーが、オチこぼれシェフリングイニ
と協力して二人の願いをかなえていくっていう
ストーリーなのですが、どちらかといえば大人向けですね。
クレジットの最後のほうに
NOT MOTIONCAPTUREっていう
ロゴを出すくらい、アニメーションに自信を持ってのぞんだようですが、
素晴らしかった!!
人間の動きを誇張して笑わせるっていうのをやってるのですが
レミーがコントロールしているっていう設定も手伝って
主人公のリングイニの動きがすばらしく面白い!
レミー含めネズミの大移動とかのホンモノのネズミっぽさと
パリの風景のリアルさもすごく感動。。
このアニメ感と実写感の対比がとっても良かった。
それにレミー目線で見たときの
人間とかもあって、面白い要素がいっぱい詰まっていました。
全編CGなので、やっぱり音は大事だなぁと思っていたのですが
サントラが欲しくなるくらい曲が素敵だった。
フランスというよりもっとイタリア(シネマパラディーゾ感?)っぽいような気もするんだけども・・・。
ネズミの足音とか
SEもとてもよかったと思います。
リングイニの同僚が結構面白そうだったのに
あまりつっこんで書いてないのが残念。
レミーの話だからしょうがないんだけど、
それならレミーのネズミとしての役割と
自分との葛藤とかをもーーっと出すか
レミーの兄弟の要素をもうちょっと減らして
もっとリングイニとコレットのロマンスを増やすか
してくれたらなぁーなんて。
コレットの生き方なんかは最近の日本のドラマに
共通する部分があるんじゃないかな?
ピクサーのアニメーション技術の高さを
存分に味わえる作品でした。
本編前のLiftedっていう短編をみて気づいたのですが
実は劇場でピクサー作品をみたのはこれが初めてでした(笑)
ガイド
映画レビュー
ユーザが投稿した映画作品に対する評価、印象、コメントがご覧になれます。お気に入りの映画があれば是非書き込んでみてください。
読み込み中...