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ロッキー・ザ・ファイナル
(C) 2006 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc., Columbia Pictures Industries Inc., and Revolution Studios Distribution Company, LLC.
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シリーズ第1作・「ロッキー」から30年。シリーズ前作の「ロッキー5」からでも既に16年が経過し、主演のスタローンは還暦!こんな状況の中で遂に“完結編”として製作されたのが、本作。あれ?でも前作「ロッキー5」のサブタイトルは確か「最後のドラマ」でしたよね(^^;?
吾輩、過去にかなり批判的なことを書いてこのシリーズの復活を否定してきました。理由はとにかく、『60歳のスタローンがリングに上がって戦うのを見たいと思う奴が、果たしているのか?』という一点のみでございました。ところがいざ映画が始まり、オープニングでお馴染みの“ロッキーのテーマ”が流れますと…吾輩、あっという間に陥落(^^;。いやあもお、ゾゾ毛総立ちになっちゃいましたよ。『おお、コレやコレや!』ってね。ホント、今まで色々書いてゴメンナサイm(_ _)m。で、肝心の中身なんですが、スタローンが暑く(暑苦しく)人生について説くシーンが多いので、ちょっと説教臭くてダルいなあって、中盤くらいまでは感じてたんですが、ボクシングのシーンが始まるとそんなモヤモヤは一気に吹っ飛んでしまい、もお後は拳を握り『行け!そこだ~!』と心の中で叫び、最後には思わず感極まって涙ぐんじゃいました。ホントにスタローンの思うツボ(^^;!ただ、吾輩くらいの世代の方々には、文句なく受け入れられるとは思うのですが、今の若い人達(「ロッキー」を知らない世代)には、果たしてどうでしょうか?この映画、そこが一番心配かな?と吾輩は思います。
映画の中では、過去のシリーズ(特に1作目)にオマージュを捧げるかのような、懐かしのシーンが随所に再現されています。フィラデルフィア美術館前での、階段駆け上がりからのガッツポーズ。生卵5個のイッキ飲み。精肉工場にぶら下がる肉のサンドバッグ等など…。更にはロッキーが経営するレストランに出入りする“スパイダー”という男。この人「ロッキー」の冒頭シーンで最初にロッキーに負けたボクサーで、今回も当時と同じ俳優(て、言うか元ボクサー)が演じています。そして極め付けは、音楽担当・ビル・コンティ!最近、この人が音楽を担当した映画っていうのを、トンとお見かけしたことが無かったので、本作の制作が決まった頃から少々不安だったのですが、やはりロッキーの音楽は、この人でないとダメです。相変わらず素晴しいスコアの数々を聞かせてくれます。
シリーズ全作を通して、NEVER GIVE UPの精神を謳い続けたスタローン。ここまでされると、もお『お見事!』以外の言葉は見つかりません。シリーズ最終作(?)にふさわしい、素晴しい終幕を飾っていると思います(ただ、こうなると「ロッキー5」って何だったのよ?って言いたくなりますが…(^^;)。
僕が始めてロッキーに出会ったのは小学生の映画鑑賞会。映画の後は男子は、隣の子とロッキーのまねをして冗談で打ち合っていたことを思い出します。学生のときには、ロッキーのテーマのカセットテープを目覚ましにして起きている友人もいました。勝てそうにもない強敵に対して、尋常ではないトレーニングで立ち向かうロッキー、ハングリー精神、慎ましいデート設定、必ずしも勝ちが最初からは見えない試合展開、日本人の若者が共感できる要素がふんだんに盛り込まれていて、それだけに、ロッキー・ザ・ファイナルには、期待と不安が入り混じった気持ちで鑑賞しました。
感想としては、初代ロッキーを連想させる納得の内容だったと思います。ただ、個人的には、熟年ロッキーのその後に割く時間が長め目かなと思いました。もう少し、トレーニングシーンや試合シーンを増やして欲しかったなと思いました。でも、年をとったら、1からもういっぺん全シリーズ見直してみたいと思います。
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