発狂する唇 : 新作映画評論

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発狂する唇

劇場公開日 2007年5月24日
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発狂する唇 5月24日よりロードショー

発狂する唇

2月26日より、テアトル新宿ほかにてレイトショー

出演者も観客も発狂する何でもアリ映画

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今、日本で当たる映画はホラーだけ、と言いたくなるほど、映画界はホラー映画に浮かれている。その中心人物が『リング』の脚本家高橋洋だ。おそらく今現在、日本でもっとも力のある映画人だろう。今ならどんな企画でも通 せる。それにしたって、だね……

三輪ひとみ演じるヒロインの兄は女子中学生連続首なし殺人事件の犯人として警察に追われている。家には連日レポーターや野次馬が詰めかけ、家族は崩壊寸前だ。思いあまった主人公は怪しげな心霊探偵の元を訪れるのだが……

ホラー仕立てで始まった物語は、心霊探偵とその助手(下元史朗怪演)が出てくるあたりから変調をきたす。下元が大暴れしてピンク映画調になったと思いきや金髪の(カツラをかぶった)CIA局員が登場し、とそこで思い出したようにヒロインが超能力を発揮して、それに加えて歌が踊りがカンフーが炸裂してこりゃいったい?? 一寸先も予測できず、次に何が飛び出すのかとひたすら呆れて見守るばかりである。たとえて言えばインド映画のように、あらゆるものが詰めこまれ濃縮されている。正気にかえる暇もない、とはこのことだ。

(柳下毅一郎)

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女子中学生の首が次々に切り落とされるという連続殺人事件が発生。しかし容疑者とされた倉橋美智夫は行方をくらまし、残された母と二人の妹は、マスコミや近隣の住民、刑事からも執拗な嫌がらせを受ける。兄の無実を願う妹・里美は街で偶然見つけた“心霊研究所”を訪ね、霊能者・間宮悦子に兄の居場所を探って欲しいと頼む。悦子は降霊実験を行い、殺された少女たちの霊を呼び寄せると、少女たちの首なしの霊は自分の首を求めてさまよい始めた。

監督:佐々木浩久

出演:三輪ひとみ、阿部寛、大杉漣、鈴木一真

1999年日本映画/1時間25分

配給:オメガ・プロジェクト

オフィシャルサイト

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