リング0~バースデイ~
1月22日より、日劇東宝ほか全国東宝系にてロードショー
これが最後! 貞子の怨念の理由とは?

鈴木光司の小説を原作とする「リング」という物語は、映画・TV・コミックと、さまざまなメディアに波及し、“リングウィルス”などと当事者が得意げに自称するまで広がりをみせました。長い髪を垂らして奇妙な動きで迫ってくる「貞子」さんは、今や平成のホラーヒロイン。そして今回のシリーズ最終章では、ついに貞子の「恐るべき出生の秘密」が明らかにされます。「貞子キャラ」の生みの親である脚本家の高橋洋が「ホラーの鬼才」鶴田法男監督と組んだ本作の魅力は、まず大人のホラーファンを唸らせるハイブラウな演出でしょう。ジョルジュ・フランジュの「顔のない眼」を思わせる劇中劇や、カーペンター、デパルマ、クローネンバーグらの参照を織り交ぜ、画質の微妙な変化、流麗なカメラ、神経を揺さぶる効果 音など、丹念なディテールがツボに訴え、期待に応えます。気になるのは貞子役の仲間由紀恵でしょうか。長い黒髪とお嬢様ルックで台詞を棒読みするさまは、例えば、TV版(TBSの方)で全裸で 歩き回る三浦綾音と比べることもないのですが、かなりかったるい。これが恐怖に繋がれば凄いのですが、残念ながら彼女の場合、かったるいままなのです。
(日下部行洋)

女優を目指し、日々舞台の稽古に励む貞子。そんな中、劇団の看板女優が怪死を遂げ、次の公演の主役に新人の貞子が抜擢される。稽古場ではその後も怪現象が続き、貞子のせいだと噂が立つ。そんな貞子を音響担当の遠山だけがかばう。一方、新聞記者の宮地は密かに貞子の過去を探っていた。婚約者を貞子の母・志津子の超能力の公開実験で失った彼女は貞子への復讐に燃えていたのだ…。
監督:鶴田法男
出演:仲間由紀恵、田辺誠一、田中好子、麻生久美子
1999年日本映画/1時間39分
配給:東宝
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