ラブ・オブ・ザ・ゲーム : 新作映画評論

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ラブ・オブ・ザ・ゲーム

劇場公開日 2007年5月24日
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ラブ・オブ・ザ・ゲーム 5月24日よりロードショー

ラブ・オブ・ザ・ゲーム

1月29日より、丸の内ルーブルほか全国松竹・東急系にてロードショー

コスナーの野球映画最終作にして最高の傑作

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ケビン・コスナーの野球映画第3作目。彼の〈復活〉を祝福したい。

これまでの野球映画ではドラマを一試合に絞り込むということはなかった。この映画は、主人公でデトロイト・タイガースのベテラン投手、ビリー・チャペル(コスナー)が引退を決意したシーズン最後の登板試合の朝から翌朝までのお話。ビリー最後の一試合に絞られている。このシンプルさがたまらなくイイ。

その一試合にビリーという男の人生を凝縮してみせる。人生の裏表を野球の攻守、表裏の駆引きになぞらえる。野球が人生であるビリーの、人生は野球と同じゲームのようだ、という一見単純、じつは複雑な〈哲学〉を監督サム・ライミは叙情的に謳い上げる。ライミ監督の確かな〈手腕〉に驚嘆する。

スタンドからのヤジ、ブーイング、相手チームからの猛烈なけん制…そうした〈雑音〉にビリーは「消去!」と自分に言い聞かせる。次の瞬間、音がサッ~と消え、マウンド上のビリーにフォーカスが合い、スタンドの光景がぼんやり、残像のように流れていく。画面 中央にビリーが浮かび上がる。名場面である。こんな映像も、いままでの野球映画にはなかった。快挙な映像。アッパレだ!

(田沼雄一)

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ビリー・チャペルは名門デトロイト・タイガースの右腕エース。しかし既に40歳、腕に肩に痛みと衰えを感じていた。今日の試合は、対戦相手のヤンキースには優勝がかかった一戦。だがタイガースには消化試合だ。しかしチャペルはこのゲームを感無量 の思いで迎えていた。その日の朝、5年間愛を育んで来た恋人のジェーンには別 れを、さらにチームのオーナーからはトレードを通告されたばかりだったのだ。

原題:For Love of the Game

監督:サム・ライミ

出演:ケビン・コスナー、ケリー・プレストン、ジョン・C・ライリー

字幕:太田直子

1999年アメリカ映画/2時間18分

配給:UIP

オフィシャルサイト(英語)

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