スリーピー・ホロウ : 新作映画評論

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スリーピー・ホロウ

劇場公開日 2007年5月24日
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スリーピー・ホロウ 5月24日よりロードショー

スリーピー・ホロウ

2月26日より、日劇ほか全国東宝洋画系にてロードショー

ティム・バートンが仕掛ける魅惑的な悪夢

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これはティム・バートンのおもちゃ箱をひっくり返したような映画だ。彼の大好きなおもちゃたちがスクリーンの隅々にまで満ちあふれている。

たとえば、子供のころ夢中になったというハマー・フィルムへのオマージュ、お気に入りの役者たち、闇に浮かび上がる首なし騎士、不気味でファニーな魔女、そしてアイアン・メイデンやハロウィンのカボチャ、役立たずのくせに妙に凝った造形の捜査グッズ……数えだしたらきりがないくらい。しかも、それらが、メキシコ人のキャメラマン、エマニュエル・ルベズキー(「リトル・プリンセス 小公女」)の力を借り、ダークファンタジーの世界を構築するのに貢献しているのだ。やはりバートンは世界を作る監督なのだと改めて確認してしまうほど、それは素晴らしい。言い方を換えるなら、彼にはおもちゃをアートに昇華させる才能があるということなのだ。

確かに、多くの人はこれに酔うことができる。その世界に入り込むことができる。だが、残念なことにバートンの心のなかに入ることはできない。なぜなら、彼の叫びが聞こえてこないから。彼のディープなファンを自称する向きには、これがちょっと寂しい。

(渡辺麻紀)

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1799年、ニューヨーク。市警の捜査官イカボッドは身の毛もよだつ事件の捜査に向かう馬車に揺られていた。行き先は郊外の村“スリーピー・ホロウ”。異様な雰囲気が漂うこの村で、人々を恐怖に陥れている“首なし”連続殺人事件が起きていたのだ。イカボッドは村に着くなり長老たちに呼び出され、この殺人事件が“首なし騎士”-かつて独立戦争の最中この村で殺されたドイツ人騎士の幽霊-によるものだと聞かされる。

原題:Sleepy Hollow

監督:ティム・バートン

出演:ジョニー・デップ、クリスティーナ・リッチ、ミランダ・リチャードソン

字幕:石田泰子

1999年アメリカ映画/1時間46分

配給:日本ヘラルド映画

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