クロスファイア : 新作映画評論

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クロスファイア

劇場公開日 2007年5月24日
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クロスファイア 5月24日よりロードショー

クロスファイア

6月10日より、日劇東宝ほか全国東宝系にてロードショー

宮部みゆきのベストセラーを映画化

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現在の邦画界で「ホラーやサイコの原作本の映画化」は、とりあえずの定石なのでしょうか。例えば、さしあたり昨年の「催眠」の枠で、というノリで東宝映画の原作に選ばれたのが、宮部みゆきの『クロスファイア』でした。パイロキネス(念力放火)という、炎を操る超能力者であるOLが、凶悪なガキに制裁を加えるという内容はまあ、S・キングの『ファイアスターター』のアイディアを時事ネタで構成したようなものですが、ただそこには少年犯罪に憤る著者らしい健康な正義感が脈打っている力作ではありました。アホな小僧の身体がバキバキと燃え上がるリアルな描写 に、必殺仕事人的なカタルシスを覚えたファンも多いはずです。……それに炎の話だから「絵」になるしな、なあんてプロデューサー氏は考えたのでしょうか。で、監督は女の子は可愛く撮れて、ガメラでSFXもOKと信任の厚い金子修介に。でも金子氏はSFXに独自のセンスを利かせる人でもなかったし、主演の矢田亜希子嬢は、残念ながら彼が愛する前田愛ちゃんのような“女の子”ではありませんでした。例えば「炎の少女チャーリー」の監督ほどに、本気で宮部の原作を愛するスタッフがいたらなあ、と惜しまれる一本です。

(日下部行洋)

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念力発火能力=パイロキネシスを持って生まれた青木淳子は、自分でも制御不能なその強い力を抑えるため、母の教えを守りひっそりとOL生活を送っていた。ある時、思いを寄せていた同僚・多田の妹が惨殺されるが、被疑者・小暮が未成年のため、法の裁きもままならない。犯行をほのめかし、マスコミにもてはやされる小暮に、一人復讐の機会を窺う多田。その悲壮な決意の前に、淳子はひた隠しにしていた能力を使い小暮を追い詰める決心をする。

監督:金子修介

出演:矢田亜希子、伊藤英明、原田龍二、長澤まさみ、桃井かおり

2000年日本映画/1時間55分

配給:東宝

オフィシャルサイト

moeru.com

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