ザ・ハリケーン : 新作映画評論

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ザ・ハリケーン

劇場公開日 2007年5月24日
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ザ・ハリケーン 5月24日よりロードショー

ザ・ハリケーン

6月24日より、日比谷映画ほか全国東宝洋画系にてロードショー

デンゼル・ワシントン迫真の演技

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この数年恰幅がよくなりすぎていたデンゼルが、ボクサーを演じるためにストイックな肉体を取り戻した。ミーハー・ファンはそれだけで痺れるけれど、これは実話の映画化が目立つなか、素直に“感動”ってのを味わわせてくれる数少ない1本。なるほど、その鍛え上げた肉体でデンゼルは、カーターの怒りと悟りにも似た諦めや、壊れそうになる心を鮮やかに見せてくれる。でも、胸を熱くさせられるのは、これがカーターの冤罪との闘いであると同時に、彼と運命的な出逢いを果 たした少年レズラの成長物語だからこそ。不遇な環境に育ちながら、さまざまな出逢いを経て「何事も諦めてはいけない」ことを学ぶ彼の姿に、思わず勇気づけられちゃいます。アメリカ好みのメッセージにも素直に感動できるのは、実話ならではの力ってヤツでしょう。

実話ゆえに関係者に気を使ったのか、あるいは長い歳月にわたる物語ゆえに、説明が省略されてしまったのか。関係者について説明不足の部分もあるのが難だけど、おかげで疑うべきじゃない人に猜疑心を抱いてしまって、思わぬ サスペンスが募ることに。ケガの巧妙なのか、計算なのか。ノーマン・ジュイソンに聞いてみたいぞ。

(杉谷伸子)

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その驚異的な強さで“ハリケーン”の異名を持つボクサー、ルービン・カーター。1966年、彼は故郷パターソンで白人3人を殺害した容疑で逮捕され、終身刑を宣告される。無実を訴えて獄中で書いた自伝を出版し反響を呼ぶが、再審で再び有罪判決を受け、カーターの存在は次第に世間から忘れられていった。レズラ少年が古本市でカーターの本を見つけたのは、まさにそんな時だった。カーターの生きざまに胸を打たれたレズラは、その思いを手紙に託しカーターへ送る。

原題:The Hurricane

監督:ノーマン・ジュイソン

出演:デンゼル・ワシントン、デボラ・カーラ・アンガー、リーブ・シュレイバー

字幕:岡田壮平

1999年アメリカ映画/2時間25分

配給:ギャガ・ヒューマックス/東宝東和共同

オフィシャルサイト

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