白い花びら

劇場公開日:

解説

フィンランドの小さな村でキャベツを作る幸せな夫婦、ユハとマルヤ。ある日、村にシェメイッカと名乗る男が車で通 りかかる。車が故障したという男は畑にいたユハに助けを求め、ユハは快く車の修理を引き受ける。しかしシェメイッカは隙を見てはマルヤを誘惑、マルヤも彼を強く意識するようになる。再びシェメイッカが2人を訪れ、マルヤはシェメイッカと駆け落ちするが、2人が結ばれたあとシェメイッカの態度は豹変する。

1998年製作/78分/フィンランド
原題:Juha
配給:ユーロスペース
劇場公開日:2000年6月24日

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(C)Sputnik OY

映画レビュー

5.0普通の男は計算をする。

2024年4月14日
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マサシ

3.5【田舎の平凡だが幸せな生活をしていた夫婦。だが、外界の華やかなりし男に、妻が誘惑された事による悲劇をアキ・カウリスマキ監督がサイレント・フィルムとして映画化した作品。】

2024年3月7日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

難しい

■フィンランドの片田舎。
 作ったキャベツを市場に売りに行き生活している夫婦、ユハ(カティオウティネン)とマルヤは、幸せな日々を送っていた。
 そんな2人のもとにある日、オープンカーに乗ったカサノバ風な男・シュメイッカが現れ、マルヤを誘惑する。

◆感想

・シュメイッカの誘惑に逡巡しながらも、夫マルヤを置いて従うアキ・カウリスマキ監督作品の常連、カティオウティネン演じるユハの何とも言えない表情。

・シュメイッカの態度が豹変し、ユハは夜の女として売られる。

・一年後、マルヤは妻を探しに都会に出て、シュメイッカを斧で殺すが、彼もシュメイッカの銃弾に斃れる。

<ユハが、シュメイッカに騙されたと分かった時に思い出した、マルヤとの結婚式。そこには白い花が咲いていて・・。
 田舎で暮らす夫婦が都会から来た男に誘惑され、悲劇的結末を迎えるまでの悲喜劇を、アキ・カウリスマキ監督によるサイレントにぴったりの手法で描かれる作品である。>

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NOBU

3.5カウリスマキの無声映画

2024年2月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

ひっきりなしに流れる音楽が仰々しく良い意味で場面に合っていないようでソコが癖になったり!?
単純明快に思える物語にして引き込まれる映像と徹底していない音の演出が奇妙にも。。。

赤子を窓から投げ捨てようとする場面でカティ・オウティネンが"ソレ、違うから"みたいな表情と冷静に見える態度で台詞がない分、勝手に想像して笑えたり??

感情的な復讐モノとしてアキらしくない話かと思いきやサイレントにしたことでそうでもない彼らしい映画になっている訳で、本作含めた何本かのモノクロよりもアキ・カウリスマキの色彩感覚、色が観たい欲求が溜まってしまう。

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万年 東一
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