主人公は僕だった 特集: ダスティン・ホフマン&マーク・フォースター監督インタビュー

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主人公は僕だった

劇場公開日 2007年5月19日
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主人公は僕だった

「チョコレート」「ネバーランド」とアカデミー賞でもおなじみのマーク・フォースター監督が手掛けた新作「主人公は僕だった」は、自分の人生が悲劇作家の小説の中で進行していると知った主人公を描くファンタジー。ウィル・フェレル、エマ・トンプソン、マギー・ギレンホールら実力派キャストの中から、フォースター監督と2度目の顔合わせとなったダスティン・ホフマンと、フォースター監督のインタビューをお届け。互いの印象などを聞いてみた。

ダスティン・ホフマン インタビュー
「監督は“静かなる独裁者”という感じだよ」   編集部

ハロルドを助ける大学教授役ダスティン・ホフマンハロルドを助ける大学教授役
ダスティン・ホフマン

――マーク・フォースター監督とは「ネバーランド」以来2度目の仕事ですが、あなたからみた監督の印象は?

「彼はユニークな監督だね。確固たるビジョンを持っているんだけど、存在を主張しないという珍しいタイプなんだ。ほとんど声も発さずに、私たち役者から望みどおりの演技を引き出す様子は、まさに“静かなる独裁者”という感じだよ」

――主人公を演じたウィル・フェレルはいかがでしたか?

「世間のイメージそのままの人物かと思っていたんだけど、会ってみると実際はまったく違って驚かされた。シャイで内向的で、物静かなんだ。ただ、そんな素顔の下に、時折ちらりとユーモアがのぞくんだよ。また、彼は本気で“俳優になりたい”と思っているんだ。すでに立派な俳優だと思うけど、さらに上を目指したいということなんだ。彼はコメディアンだけど、役になりきる力があって、パフォーマーというよりも、俳優向きだと思うよ。ちょうど、監督ともキャスティングの重要性について話していたんだけど、ウィルはハロルドと同様、子供のような純真さがあって、本質的な部分でそっくりなんだよ。僕がここ数年で会った10歳以上の人間で、いまだに“GOSH!(チェッ!)”なんて言うのは、彼だけだよ。しかも、しょっちゅうね(笑)。監督の仕事は9割がキャスティングと言われるくらいだと思うけど、その意味で、この作品はウィルをキャスティングしたこと時点で成功しているんだ」

マーク・フォースター監督インタビュー
「ダスティンは、全ての環境を居心地の良いものにしたいと考えているんだ」

マーク・フォースター監督マーク・フォースター監督

──ハロルドが助けを乞う文学理論の大学教授ヒルバート役のダスティン・ホフマンとは、撮影に入る2週間前に入念なリハーサルを行ったそうですね。2度目となる彼との仕事はいかがでしたか?

「ダスティンと2人で実際のロケ地へ行ってリハーサルしたんだけど、彼は非常に小道具にこだわる人で、教授が使うコーヒーカップ、ペン、本など細部にまで気を遣っていたね。彼は全ての小道具や環境を、居心地の良いものにしたいと考えている俳優なんだ。だから現場に行ってどのように動くのかを説明しながら、僕がハロルド役を演じながら全シーンを作り上げていったよ」

──「主人公は僕だった」はコメディでありながらも笑いの要素は抑えられていて、ファンタジーとラブストーリーが絶妙なさじ加減で描かれていたと思います。ハリウッドで争奪戦になったというザック・ヘルムの脚本を、監督がアレンジしたところはありましたか?

「脚本に関してはヘルムとかなり時間をかけて練っていき、2度書き直してもらったんだ。そのおかげで完成版は俳優たちからも気に入ってもらえたから、珍しいぐらい何も変えてないんだ。だから撮影はとてもスムーズだったよ。様々な要素が含まれている映画だけど、観客に一番感じて欲しいのは“生命を肯定する”という気持ちだね」

“死”を扱った作品はひとまず終了“死”を扱った作品はひとまず終了

──監督の作品は“死”が語られていることが多いですが、“死”をどう意識している?

「確かに『ネバーランド』『ステイ』『主人公は僕だった』の3作品は“死”を語っていると言えるね。これらは、それぞれファンタジー要素がありながらも、死をテーマに描いている3部作だと考えている。西洋では全ての恐怖感の根底にあるのが“死”だから、昔からこのテーマに興味があったんだけど、これが最後になると思う。今後は“愛”について語っていきたいね。次回作『The Kite Runner』(編集部注:アフガニスタン出身作家カーレド・ホッセイニの小説を映画化したもので、60年代後半~01年のアフガニスタンを舞台に、愛、友情、絆、裏切り、贖罪をテーマに描く人間ドラマ)は、どちらかというと『チョコレート』のような現実的なストーリーになってるんだ」

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マジカル・ムービー投票結果発表!

5月7日に行われたeiga.com×TSUTAYA online共催の「主人公は僕だった」独占試写会。応募時に皆さんから投票いただいた“あなたが選ぶマジカル・ムービー”の結果を発表!

順位 タイトル 得票数
1 チャーリーとチョコレート工場 5260
2 ラブ・アクチュアリー 3549
3 シザーハンズ 3473
4 ゴースト/ニューヨークの幻 3116
5 グリーン・マイル 3113
6 Shall we ダンス? 1910
7 ニューヨークの恋 1571
8 ネバーランド 1414
9 エターナル・サンシャイン 1393
10 ビッグ・フィッシュ 1323

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ABOUT THE MOVIE

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  • 主人公は僕だった
  • 「チョコレート」「ネバーランド」のマーク・フォースター監督が、新人脚本家ザック・ヘイムのオリジナル脚本を映画化。几帳面に毎日同じ生活を送る国税庁の会計監査官ハロルド(ウィル・フェレル)は、ある日、自分の人生がある小説家によって執筆されている物語だと知る。その小説家は、物語の結末で必ず主人公が死ぬ悲劇作家として知られているが……。共演はマギー・ギレンホール、ダスティン・ホフマン、エマ・トンプソンら。
  • 監督:
    マーク・フォースター
    脚本:
    ザック・ヘルム
    原作:
    Stranger Than Fiction
    撮影:
    ロベルト・シェイファー
    音楽:
    ブラッド・ダニエル、ブライアン・レイツェル
    出演:
    ウィル・フェレルマギー・ギレンホールダスティン・ホフマン、クィーン・ラティファ、エマ・トンプソン
    製作国:
    アメリカ映画
    上映時間:
    1時間52分
    配給:
    ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 5月19日よりみゆき座ほかにてロードショー
  • オフィシャルサイト

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