掲載作品数22704件
ホット・ファズ/俺たちスーパーポリスメン!
(C)2006 Universal Pictures International. ALL RIGHTS RESERVED.
あのタランティーノが目をかけているエドガー・ライト監督の最新作。実は前作の「ショーン・オブ・ザ・デッド」はまだ観ていないのだけれども、傑作との評判が高かったので観てみました。果たしてその結果は!?
正直、中盤まではテンポがゆるい気がして、「あれ、こんなもん?」と思ってしまったのだけれど、中盤からは目が話せない展開に。たくさん笑いもしたけど、思いもよらない展開に手に汗を握り、警官の友情に胸を熱くし、そしてあり得ないほどハイテンションのアクションシーンに興奮し、実はめちゃくちゃ豪華キャスト(元007のティモシー・ダルトンに「ムーランルージュ」「ブリジット・ジョーンズの日記」のジム・ブロードベントまで登場!)に惚れ惚れしました。痛快な作品!
どこかの国にオマージュ、オマージュと言って、パクリばかりしている、
パクリにしかなっていない監督が居るけども、
こういう作品こそがオマージュで、映画への愛が溢れていて、
溢れて爆発している。でも、暴走はしていない。
ロンドンの警視庁で仕事が出来すぎて、
優秀すぎて田舎の平和そうな村へ左遷させられた警官の
ニコラス・エンジェル(サイモン・ペッグ)は、村の人々も、警察の人々も、
のんびりな平和そうな村でも、ドン臭くて刑事モノ映画オタクな署長の息子
ダニー・バターマン(ニック・フロスト)と相棒になっても、
1人張り切って仕事を遂行しようとする。そんなある日、
村で死人が出る事故が連続しておき、
事件だとエンジェルが主張しても誰も相手にしなかったが・・・。
ショーン・オブ・ザ・デッドを観て、
エドガー・ライト監督とサイモン・ペッグ&ニック・フロストのコンビに、
全てを笑いにつなげるような、ゾンビ映画への愛が溢れた作品で、
彼らのファンになってしまって、俺たちスーパーポリスメン!
というおバカな副題によって、今回も同じ様なテイストで笑わせて、
笑わせて、なんだろうなと思っていたら、十分すぎるぐらい笑えたが、
今作は序盤から中盤にかけては、ちょっと押さえ気味で、
まったり感を感じさせ、後半は一気に毒気を吐き出したような展開で、
爆笑してしまい、いい意味で期待を裏切られた。
平和そうでゆったりとした雰囲気の村が、その本性を見せていく。
人が良さそうで、どこか何かを隠していそうな村人たちや、
隠さないで見せる残虐なシーン。事件の謎を追っていく警官を、
今作はポリス・アクションをど真ん中に据え置き、
当然コメディ的な味付けをし、サスペンスやホラーや、
怪獣映画にも?自らのオタク振りを、愛を注いでいる。
全てが分かるわけではないが、多くの作品への愛が散りばめられ、
独自の味付けで笑いが入っており、この辺の笑いは笑えない人は、
全く笑えないかもしれない。
しかし、ただ単に好きな作品をパクッて入れました、というのではなく、
作品への愛を感じさせて、ストーリーを乱すことはなく、
これこそがオマージュなのだと思い、少々オーバーかもしれないが、
そのオーバーさがまた痛快で心地いい。
詰め込んで、詰め込んで、欲張りなほど詰め込んで、
破綻させることのないこの作品は、エドガー・ライト監督のオタク振りを、
映画への愛を、情熱を感じさせ、次の作品も期待してしまう。
前作のショーン・オブ・ザ・デッドでもあったけど、
映像的に繋がりがおかしいシーンを残しておくのは、わざとなんだろうな。
署名運動までして公開にこぎつけた怪作…??ということで、
どの感想を読んでも、ものすごく評価が高いんですよね…^^;
こうなると期待って高まるものですけど(映画ファンならねぇ)
私はワリと「普通」でしたよ~。良く出来た怪作☆でしたけど。
様々な作品へのオマージュ(ほとんどコレで成り立っている)が、
縦横無尽に使われているんですが、その元ネタが分かるかどうか、
(分からなくても楽しめた派と、あまり楽しめなかった派がいる)
前作ファンの方は、監督のだいたいの方向性が分かっているので
かなり観やすかったようですね。(まだ観ていないのだ、私は)
私は…分かったり分からなかったりで、このあたりも普通かな^^;
良く分かる使い方をしているというよりは、物語の中にうま~く
溶け込ませているような感があるので(こういうところが上手?)
あからさまにゲラゲラバカ笑いのハリウッド産のコメディ、とは
ぜんぜん違うテイストになっています。
あ…。というより、コメディではない気がしますねぇ、これは。
いろんな要素が混ざり合った、サスペンス?ホラーアクション?
私にはそんな感覚でした。
主役の二人が面白い。いや、脇も豪華で変わっています^^;
大物二人もカメオ出演していますし~(一人しか分からず…)
皆さんとにかく変ってるんで…後半戦の度肝を貫く闘い!も
かなり楽しめる(エグいのグロいのは当たり前みたいですが)
これだけバカな設定にしておきながら、真面目に演技をつけ、
さらに平然と纏めあげているところが、いかにも英国風♪
私は「M・パイソン」が大好きなんですが、どこか似ていますね。
ゲラゲラ笑えるというよりは、時折うほぉっ♪とほくそ笑み、
残酷なギャグに凍りついては、黒い皮肉と社会風刺に舌を巻く。
観終えて考えると、けっこうハチャメチャでやりたい放題の
作品だったハズなのに、なにかを学んだ気分になれる作品。
さすがにこの監督は、タランティーノ邸に居候?しているだけ
あって、センスがいいですね。
私には「傑作」というより、「普通の怪作」でした。(^-^)
(あの走り…しつこかったけど(爆)やっぱりT-1000?だよねぇ)
デキル警官ニコラスは、できすぎて周りにやっかまれ、ロンドンから左遷された先の田舎ではノイローゼ扱い。
始めからおかしいのに、最後は街中での銃撃戦!!
「思い込み」とか「総意」の怖さは感じたけれど、悪いことしている人たちに悪意も反省もないから、ヘビーなシーンもすごく軽妙。
こんくらい奇想天外やと「映画はおもしろいなぁ」と素直に笑える。
あーおもしろかった。
- PR -
映画レビュー ユーザが投稿した映画作品に対する評価、印象、コメントがご覧になれます。お気に入りの映画があれば是非書き込んでみてください。