プルーフ・オブ・マイ・ライフ : 新作映画評論

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プルーフ・オブ・マイ・ライフ

劇場公開日 2006年1月14日
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プルーフ・オブ・マイ・ライフ 1月14日よりみゆき座ほか全国東宝洋画系にてロードショー

緻密でエレガントな演出と成熟した演技が合体

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「恋におちたシェイクスピア」のジョン・マッデン監督&グウィネス・パルトロウが舞台で組んだ作品を映像化、と聞くだけで高まる期待を裏切らない人間ドラマだ。

アルツハイマー症に冒された父親を看取った次女キャサリンが天才数学者だった父の教え子ハルに世界をゆるがす数学証明を見せたことから彼女の世界も揺れ始める。父譲りの才能を持つキャサリンは天才が壊れていく姿をつぶさに見たため、「私も狂うのでは?」という恐怖に苛まれる。その上、再会した姉は疎ましい。唯一の救いは、彼女に恋を教えてくれるハルだけ。元々悲しそうな表情のグウィネスだが、不安定な精神状態ゆえの喜怒哀楽を繊細な演技で見事に表現。女優としての成熟を感じる演技は父親役のアンソニー・ホプキンスがわずかな出演シーンで圧倒的な存在感を示すのにも共通する。

デビッド・オーバーンの戯曲はシニカルなユーモアがポイントだが、マッデン監督は「数式を証明したのは誰?」というサスペンス部分を強調。時制をスムーズに行き来しながら主人公の精神状態を証明する映像、数式を思わせる緻密でエレガントな演出は観客の興味を引き付けずにはいられない。映画という媒体の強みを熟知した監督の知的な演出+成熟した演技=心を打つ秀作、を見事に証明してくれた。

山縣みどり

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