ユリョン : 新作映画評論

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ユリョン

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ユリョン

ユリョン

3月3日より、シネ・リーブル池袋ほかにてロードショー

深海の密室で激突する男たちの熱きプライド

画像(C)1999 Ilshin Investment Co.,Ltd. All Rights Reserved.

1999年×月×日、私はソウル市内を走る地下鉄の車内に貼られるおびただしい数のポスターに目が釘付けになっていた。それはハングルを読めない私にでさえキナ臭い香り漂う、重たい空気を孕んだ潜水艦のポスターだった。そのころ北朝鮮の潜水艦事件があったばかりで新聞もテレビもそのニュースだらけ。だからポスターも正に緊張感をもって事件を警告しているかのように思えた…の…だけど…それは、実は映画「ユリョン」のポスターだった! あぁ勘違い(苦笑)。でもつまり韓国にとって潜水艦は身近な問題で、本作のような“物語”=“実際 にさもありなん”ってとこが熱い誤解を招いたわけで、ミン監督も「現実の状況をエンターテインメントにしたら」こーゆー映画になったと言っている。だけど意外なことに韓国において潜水艦映画はこれが初めの一本。しかもその内容は、大韓民国初の原子力潜水艦《幽霊(ユリョン)》が事始に日本を壊滅して第三次世界大戦を誘発させようという、ヤバイほどに在りそうな物語。そして600mの深海で繰り広げられる陰と陽の二人の乗組員による濃厚にして熱き攻防戦。MTV出身の監督らしいカラフルな原色使いの画面が異様な空気を醸造している。

(大林千茱萸)

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ABOUT THE MOVIE

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  • ユリョン
  • 韓国の原子力潜水艦“幽霊(ユリョン)”が、極秘指令を受けて大平洋へ出航した。ここにいる男たちは記録では死んだことにされ、全員が番号で呼ばれていた。記録上は軍事裁判で銃殺刑となったイ・ソンチャクも“431”と呼ばれ、ユリョンに搭乗する。しかし、恐るべき指令の全容を探り当てた副艦長202は、クーデターを発令して艦長を殺害、核ミサイルの照準を日本に定める。世界戦争への危機を阻止すべく、431はたった1人で闘いを挑む。
  • 監督・脚本:
    ミン・ビョンチン
    出演:
    チェ・ミンスチョン・ウソンソル・ギョング
    製作国:
    1999年韓国映画
    上映時間:
    1時間43分
    配給:
    日活
  • オフィシャルサイト

(C)1999 Ilshin Investment Co.,Ltd. All Rights Reserved.

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