バーティカル・リミット : 新作映画評論

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映画

バーティカル・リミット

劇場公開日 2000年12月9日
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バーティカル・リミット 12月9日より丸の内ルーブルほか全国東急・松竹系にてロードショー

アクシデント連発。心臓の悪い人はご注意を

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まさしく、これはザ・お正月映画。なんたって、クレバス、雪崩、滑落、そしてニトロの大爆発と、次から次へと襲いかかる危機に身構えっぱなし。プロらしからぬ無茶連発の山男たちには呆れるし救助チームが遭難地点のどのへんまで迫っているのか見せ方が下手なので緊迫感が高まらないのが辛い、と難点も確かにてんこ盛り。が、そんな冷めた視線を注いでいるつもりでも、見終われば背中がバリバリに凝っていて、思いのほかハマっていたことに気づかされるあたりは、まさしく雪山版「パーフェクト・ストーム」だ。何も考えずに雪山コースター・ムービー(ジェットコースター・ムービーという言葉も既に「古い」が、その適度な古さ加減も安心して観られるお正月映画らしいってもの)をアトラクションとして楽しみたい人にはうってつけだろう。

いや、実はここにはトラウマを引きずる主人公をはじめとして、いくつもの濃い人間ドラマがちりばめられている。純情青年顔のクリス・オドネルだって、主人公にはまっている。でも、そんな人間ドラマも、連発される雪山アトラクションの前では薄味になる。この物足りなさが、大自然のなかでの人間のちっぽけさを思い知らせているのだった?

杉谷伸子

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ABOUT THE MOVIE

  • バーティカル・リミット 画像1
  • バーティカル・リミット
  • 登山中の事故により目の前で父親を失った兄妹。その後、兄ピーターは山に入ることを拒み写真家に、妹アニーは父の夢を追い登山家の道を選ぶ。そして今、アニーは標高8000メートルで氷のクレバスに閉じ込められてしまった。命が持ちこたえられる時間は22時間。知らせを受けたピーターは、妹の命を救うためK2へ再び足を踏み入れることを決意する。しかし、そこは想像を絶する“死の領域”だった……。
  • 原題:
    Vertical Limit
    監督・製作:
    マーティン・キャンベル
    出演:
    クリス・オドネルビル・パクストン、ロビン・タニー
    製作国:
    2000年アメリカ映画
    上映時間:
    2時間4分
    配給:
    ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 12月9日より丸の内ルーブルほか全国東急・松竹系にてロードショー
  • オフィシャルサイト

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