ティアーズ・オブ・ザ・サン : 新作映画評論

現在の掲載作品数23606

ティアーズ・オブ・ザ・サン

劇場公開日 2003年10月15日
RATE
NO RATE
ティアーズ・オブ・ザ・サンのレビューを書く
見たい度
NO RATE
見たい度を投票
クリップ数
ティアーズ・オブ・ザ・サンをクリップ
  • ティアーズ・オブ・ザ・サンの作品情報
  • ティアーズ・オブ・ザ・サンの注目特集
  • ティアーズ・オブ・ザ・サンの映画評論
  • ティアーズ・オブ・ザ・サンの予告動画
  • ティアーズ・オブ・ザ・サンのフォトギャラリー
  • ティアーズ・オブ・ザ・サンのDVD
  • ティアーズ・オブ・ザ・サンの映画レビュー
  • ティアーズ・オブ・ザ・サンのグッズ
  • ティアーズ・オブ・ザ・サンの知恵袋
  • ティアーズ・オブ・ザ・サンのつぶやき

ティアーズ・オブ・ザ・サン 10月15日より日劇1ほか全国東宝洋画系にてロードショー

複雑な余韻を残す映画

「内政干渉になるので、アメリカ人だけを救え」という命令を受けたウォーターズ大尉が、虐殺を目の当たりにして苦悩し、軍に背いて難民をも助けようとする。確かに、単純な英雄物語ではなく、悪い話ではない。が、イラク戦争の虚飾が問題にされる今、素直に感動できないのも事実。独裁国家で虐げられている人々を救うためなら、攻撃して人を殺してもいいのか? ウォーターズ大尉が呟く「自分がしたことがいいことなのか、悪いことなのか、わからない」という言葉が、重く響く。

ただ、虐殺を生々しく描写し、敵側を徹底して悪に描いたうえ、最後に軍の英断を見せる展開は、いかにもアメリカ的で感心しない。しかし、戦闘の後、女たちが敵の死体から武器を取って戦士となる様などもさりげなく映し、憎しみの連鎖を示す気配りはされている。

いずれにせよ、先の見えない宗教や民族の対立が世界各地で起こっている今、この映画が投げかける問題は、決して他人事ではない。事実、日本政府はアメリカに追従し、なし崩し的にイラクへの自衛隊派遣を進めている。そればかりか、日常で頻発している暴力事件に対しても、あまりにも無関心だ。複雑な余韻を残す映画だが、だからこそ見ておきたい。

山口直樹

ブックマーク: Yahoo!ブックマークに登録する はてなブックマークに追加する livedoorクリップに登録する Buzzurlにブックマークする newsingにピックアップする

ABOUT THE MOVIE

  • ティアーズ・オブ・ザ・サン 画像
  • ティアーズ・オブ・ザ・サン
  • 内戦下のアルジェリア、米軍特殊部隊ウォーターズ大尉は、難民治療にあたっている女医リーナ救出の任務を命じられる。しかし彼女は難民を見捨てて自分だけ助かるわけにはいかないと救出を拒否、ウォーターズと7人の部下は、リーナと共に28人の難民を救出することを決意する。が、非武装地帯までの60キロには、彼らの行手を阻む300人もの反乱軍兵士たちがいた。監督は「トレーニング・デイ」のアントワン・フークワ。
  • 原題:
    Tears of the Sun
    監督:
    アントワン・フークワ
    脚本:
    アレックス・ラスカーパトリック・シリロ
    撮影:
    マウロ・フィオーレ
    音楽:
    ハンス・ジマー
    出演:
    ブルース・ウィリスモニカ・ベルッチコール・ハウザー
    製作国:
    2003年アメリカ映画
    上映時間:
    1時間58分
    配給:
    ブエナビスタ
  • 10月15日より日劇1ほか全国東宝洋画系にてロードショー
  • オフィシャルサイト

(C) Revolution Studios Distribution Company, L.L.C. All Rights Reserved.

- PR -

ガイド

新作映画評 人気映画評論家による最新作批評のコーナー。近日公開または公開中の最新作の中から編集部が選りすぐった作品を、毎週3作品ご紹介。更新は、毎週火曜日。

読み込み中...