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ヴェロニカ・マーズ

新作映画評論

スタンドアップ スタンドアップ 1月14日よりサロンパス・ルーブル丸の内ほか全国松竹・東急系にてロードショー

生真面目な映画だが男性もびびらずに見てほしい

画像(C) 2005 Warner Bros. Entertainment Inc.

セクシャル・ハラスメントというと、日本では「セクハラ」だの「逆セクハラ」だのと軽々しく扱われがちだが、本来はかなりシリアスな問題のはず。この映画は職場でのそれをめぐってアメリカで初めて起きた集団訴訟をベースにした物語。鉱山という「男社会」でのほとんどアビュース(虐待)のようなハラスメントと、それに敢然と立ち向かう女性の姿が描かれる。

シャーリーズ・セロンがオスカー受賞作「モンスター」ばりにルックスダウンして演じるのは、夫の暴力から逃れて故郷に戻った子持ちの女性。10代でシングルマザーとなり「身持ちの悪い女」の烙印を押されている彼女は、告発者としては分が悪い。だが、そうなった過程が明らかになるにつれ、彼女がこれまで男たちから二重にも三重にもひどい扱いを受けてきたことがわかる。またそこには、「我慢しなさい」としか言わない彼女の母親や同僚の女性たちの弱さも描かれる。その意味で、これは単に職場の問題だけでなく、社会一般における女性の立場を今一度問い直した映画といえる。お色気作戦もあった「エリン・ブロコビッチ」よりかなり生真面目だが、女性だけでなく男性もびびらずに見てほしい。

田畑裕美

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  • 「モンスター」のオスカー女優シャーリーズ・セロン主演で、全米初のセクシャル・ハラスメント訴訟勝訴の実話を映画化。シングルマザーのジョージーは故郷に戻り炭鉱で働き始めるが、男性達の露骨な嫌がらせに直面する。監督は「クジラの島の少女」のニキ・カーロ。撮影は「マイケル・コリンズ」「プレッジ」のクリス・メンジス。脚本はリーリー・ソビエスキーとジョシュ・ハートネットの「愛ここにありて」のマイケル・サイツマン。
  • 原題:
    North Country
    監督:
    ニキ・カーロ
    脚本:
    マイケル・サイツマン
    原作:
    クララ・ビンガム、ローラ・リーディー・ガンスラー
    撮影:
    クリス・メンジス
    音楽:
    グスターボ・サンタオラヤ
    出演:
    シャーリーズ・セロン、フランシス・マクドーマンド、ショーン・ビーン、リチャード・ジェンキンス、ジェレミー・レナー、ミシェル・モナハンエル・ピーターソン、トーマス・カーティス、ウディ・ハレルソン、シシー・スペイセク
    2005年アメリカ映画/2時間4分
    配給:
    ワーナー・ブラザース映画
  • 1月14日よりサロンパス・ルーブル丸の内ほか全国松竹・東急系にてロードショー
  • オフィシャルサイト

(C) 2005 Warner Bros. Entertainment Inc.

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