劇場公開日 1984年4月

「ギラついてた」スカーフェイス 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ギラついてた

2017年3月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

トニー・モンタナ映画史に残るキャラクターと言う事は知ってたが、初めてみた。

アルパチーノが案外老けてて、これで20代くらいかと思ってたら44歳だった。
最初のトニーモンタナが何歳の設定かは分からなけど、この作品を見た教訓は40代でもギラギラしてて良いのだなと言う事。

ハッキリ言って、どこも良い所のない自分の欲に正直な悪い奴だけど、何か憎めないむしろ格好良さすらあったのは、やはり自分が失った若い頃のギラギラをずっと持っていたからだと思う。
誰にも悩みを打ち明けずに一人で酒を飲みドラッグを吸入し遠い所を見つめる表情がこの人も人間なんだなと思えた。

登り詰め、富を得た代わりに疑心暗鬼になり仲間を失って落ちて行く様が魅力的に描かれて面白くラスト何と無く寂しい気持ちになった。
キープするのが一番難しいのだな…

奥嶋ひろまさ