セッション9 : 新作映画評論

現在の掲載作品数23645

セッション9

劇場公開日
RATE
NO RATE
セッション9のレビューを書く
見たい度
NO RATE
見たい度を投票
クリップ数
セッション9をクリップ
  • セッション9の作品情報
  • セッション9の注目特集
  • セッション9の映画評論
  • セッション9の予告動画
  • セッション9のフォトギャラリー
  • セッション9のDVD
  • セッション9の映画レビュー
  • セッション9のグッズ
  • セッション9の知恵袋
  • セッション9のつぶやき

セッション9

セッション9

6月22日より、シネマスクエアとうきゅうにてロードショー

アスベストの粉塵の中で封を解かれる、近代の闇

画像

人が死ねば埋葬されるように、役目を終えた建物は撤去される。あるいは……廃墟になる。ここ数年、廃墟をテーマにした本や写真集が異様に売れたり、ネット上に廃墟サイトが次々と現れたり、“廃墟系”ブームは深く静かに進行中。で、この映画は、マニアの間では知らぬ者なき実在の巨大廃墟、ダンバース精神病院を舞台にしたスリラー。

19世紀、マサチューセッツ州に建てられたこの病院は最盛期には7000人もの患者でひしめいたが、18年前に閉鎖。以後、上から見ると巨大なコウモリに見える異様のまま放置されている。映画はこの空間を活用し、アスベスト除去のためにここを訪れた5人の作業員たちの内面と、病院に封じ込められていた暗い記憶を交錯させていく。

5人の男たちはみなワケありだが、やはり主役は廃墟そのもの。ロボトミーやショック療法など拷問同然の治療が、近代医学の名の下に行われてきた事実。古い診療(セッション)テープと共に、この空間自体にも患者の恐怖が浮遊している。アスベストの粉塵にまみれて封を解かれる、近代の闇。そういえば「ケロッグ博士」の健康ランドも、コミカルだが不気味だった。あそこも今は廃墟だろうか……。

(田畑裕美)

ブックマーク: Yahoo!ブックマークに登録する はてなブックマークに追加する livedoorクリップに登録する Buzzurlにブックマークする newsingにピックアップする

ABOUT THE MOVIE

  • セッション9 画像 [拡大画像]
  • セッション9
  • 19世紀に建設、15年前に閉鎖されたゴシック様式の巨大な精神病院。その改修作業に赴いた清掃業者5人のうち、ひとりが行方不明に。一方、院内に残る当時の診療記録テープには、陰惨な出来事が記録されていた。 「ワンダーランド駅で」(98)のブラッド・アンダーソン監督の第4作。舞台となった精神病院は、マサチューセッツ州の実在の建物。アイスピック療法、前頭葉白質切除など劇中の療法も当時、実際に行われていたもの。
  • 原題:
    Session 9
    監督:
    ブラッド・アンダーソン
    脚本:
    スティーブン・ジェベトン
    編集:
    ブラッド・アンダーソン
    出演:
    ピーター・ミュランデビッド・カルーソーポール・ギルフォイル
    製作国:
    2001年アメリカ映画
    上映時間:
    1時間40分
    配給:
    アミューズピクチャーズ
  • オフィシャルサイト

- PR -

ガイド

新作映画評 人気映画評論家による最新作批評のコーナー。近日公開または公開中の最新作の中から編集部が選りすぐった作品を、毎週3作品ご紹介。更新は、毎週火曜日。

読み込み中...