「☆ 真の正義とは、勇気とは」十二人の怒れる男 みつまる。さんの映画レビュー(感想・評価)
☆ 真の正義とは、勇気とは
まさにヒューマニズムの真髄を見る思いである。この陪審員に選出されたお互いの名前すら知らない12人の男たちが、再び一堂に集まることなんてもう二度とないだろう。長かった裁判もようやく終わり、それぞれの家路へと向かう彼らの姿を見て、ちょっぴり感傷的な気持ちになってしまった。
S・スピルバーグの『激突!』と同じように、アメリカのTV映画として制作された経緯がありながら、今も裁判映画の頂点の地位を不動のものにしているところがスゴい!
1人でも多くの映画ファンに見てもらいたい名匠シドニー・ルメット監督の最高傑作ですね。
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