ピンクパンサー : 新作映画評論

掲載作品数22807

ミラーズ

新作映画評論

ピンクパンサー ピンクパンサー 5月13日よりみゆき座ほかにてロードショー

ベタベタなギャグ、苦笑の連続こそ、本来の味

画像(C)2006 TWENTIETH CENTURY FOX
& METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC

英国の怪優ピーター・セラーズ畢生の当たり役であるクルーゾー警部を、米国の怪優スティーブ・マーティンが襲名(アラン・アーキンも演ってたから実は3代目)。これでシリーズ仕切り直しなるか?……が試されることになるが、のっけから洗練とはほど遠い、ベタベタなギャグで苦笑の連続。しかしこれぞ本来の味、非難するには当たらない。60年代回顧の潮流で、洒落たコメディと誤解されているキライのあるオリジナル・シリーズだが、「3」以降などいささか辟易するほどの泥臭さだったもんなぁ。

ピーター・セラーズ風のボケまくり技を基本的に踏襲しながらも、マーティン自身のエキセントリック味を加えたキャラ設計は予想以上に成功。ニューヨーク出張に備えて「米語発音」を練習するシーン(なぜか語彙は「ハンバーガー」)は、マーティンとしても最高度にアバンギャルドなギャグといえる。終始コケにされるフランス人の面目を一身に背負ったような(?)ジャン・レノのおとぼけもイイが、特筆すべきはクルーゾーの秘書役エミリー・モーティマーの可愛さ。カメオ出演にしては出番の多いクライブ・オーウェン(なんとエージェント006!)も笑える。さらに「ピンク・パンサー」といえばヘンリー・マンシーニの音楽とタイトル・アニメ、今回も原典のパターンを踏襲した楽しい仕上がりだ。ラスト、実写合成でもう1度登場するというお約束が守られていないのはガッカリだけどさ。

ミルクマン斉藤

ブックマーク: この記事をYahoo!ブックマークに登録する この記事をはてなブックマークに追加する この記事をlivedoorクリップに登録する この記事をBuzzurlにブックマークする この記事をnewsingにピックアップする

ABOUT THE MOVIE

  • ピンクパンサー 画像1
  • ピンクパンサー
  • ブレイク・エドワーズ監督&ピーター・セラーズ主演の同名人気シリーズをスティーブ・マーティン主演でリメイク。監督は「ジャスト・マリッジ」のショーン・レビ。サッカーのフランス代表チームの監督が何者かに殺害され、彼が身につけていた高価なダイヤの指輪“ピンクパンサー”が盗まれる事件が発生。クルーゾー警部が捜査に向かう。クライブ・オーウェンと「トランスポーター」のジェイソン・ステイサムがカメオ出演。
  • 原題:
    The Pink Panther
    監督:
    ショーン・レビ
    脚本:
    レン・ブラム、スティーブ・マーティン
    撮影:
    ジョナサン・ブラウン
    音楽:
    クリストフ・ベック
    出演:
    スティーブ・マーティン、ケビン・クライン、ジャン・レノ、ビヨンセ・ノウルズ、エミリー・モーティマー
    製作国:
    2006年アメリカ映画
    上映時間:
    1時間33分
    配給:
    20世紀フォックス映画
  • 5月13日よりみゆき座ほかにてロードショー
  • オフィシャルサイト

(C)2006 TWENTIETH CENTURY FOX & METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC

ピンクパンサー

  1. 作品ページ
  2. 映画レビュー
  3. 注目特集
  4. 映画評論
  5. 動画・予告編
  6. フォトギャラリー
  7. DVD・ブルーレイ
  8. けいじばん
  9. 映画館検索

- PR -

ミラーズ

ガイド

新作映画評 人気映画評論家による最新作批評のコーナー。近日公開または公開中の最新作の中から編集部が選りすぐった作品を、毎週3作品ご紹介。更新は、毎週火曜日。

読み込み中...
© eiga.com inc. All rights reserved.