ノー・マンズ・ランドのレビュー・感想・評価

ノー・マンズ・ランド

劇場公開日 2002年5月25日
7件を表示 映画レビューを書く

prom-1と言うらしい ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

わかりにくい戦争の話を、わかりやすく個人と個人との話に
置き換えた映画だと感じた。

作者の戦争観はスっと伝わってくるし、確かにわかりやすいが、
心情描写や状況設定の大事な部分で非現実的なところがあり、置換えに作為を感じたのと、

ブラックユーモア溢れる感じで通してくれればそういうものとして観られただろうに、
最後、ジョークで済まなくなったのが個人的にモヤっとした

もりり
もりりさん / 2016年1月10日 / PCから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  笑える 知的
  • 鑑賞方法:-
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凄い戦争映画 ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

「戦争って何でするの?」と聞かれてまともに答えられる人は多くないかもしれません。私もその一人です。民族が違うからとか歴史的にとかお金儲けするためとか。

この作品はボスニア紛争が舞台となっています。しかし、作品としては歴史や場所や背景を問うものではありません。世界中で日常的に行われている「戦争」が普遍的であるという作りになっています。

だから、登場人物も決して特別な人間ではなく、特別な人間としても描かれていません。

敵同士のチキとニノは、何故戦っているのかも分からないごく普通の人として、地雷の上に横たわるだけのツェラは手も足も出ない動けない弱者として、国防軍の指揮官は無責任な支配層として、その部下は良心はあるけど上層部の指示決定に忠実な従う人間として、そしてマスコミはネタを探しているだけの傍観者としてこの戦争に関わります。

最終的にチキとニノは死に、ツェラは「助ける手立てがない」と国防軍に地雷の上に置きざりにされます。私達が戦争で死んでいく人を見てみぬふりするのとまるで同じ。

「ノーマンズ・ランド」は鏡の様に戦争や社会の縮図を写しだした恐ろしいほど凄い映画です。

「何で戦争は無くならない?」

こう問いかけられた場合、この作品を観たから答えられることがあります。

私もまた一人の「傍観者」として存在しているのではないか。本当は動けないツェラと同じ運命にあるのに。そして、ほとんどの人もまた、ツェラではなく「傍観者」として存在しているのではないか。ツェラはそう、映画上の人物だと思っているから。

「殺戮に直面したら傍観も加勢と同じ」

ミカ
ミカさん / 2015年5月3日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  悲しい 知的
  • 鑑賞方法:-
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画が明るくていい

彩度が高く濃くのある映像が魅力的。
観方によってはすごく面白い脚本なのだろうけれど、兵士の迂闊さとでもいうか浅はかさが緊張感を削いで引き込まれなかった。自分に殺意を抱く者に対する時の警戒心がなさ過ぎるでしょう。そりゃナイフで刺されるわ。銃もそこらに転がっていすぎ。戦場にいる人間がこんなに意識が低いとは到底思えない。
変に実際の紛争が絡むから楽しい脚本も楽しめない。ラストの引きの画なんて、だからなに?って感じでしょう。

okaoka0820
okaoka0820さん / 2014年4月20日 / PCから投稿
  • 評価: 2.0
  • 印象:  悲しい 単純 知的
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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85点 展開にワクワク。

(2012/1/20)

戦場の土くささを映画の中にみるのと
テレビから現実の惨状を眺めてるのと、
            変わりはないですね

映画とかでたまにみる
お金持ちが
人の殺し合いをみてたのしむような感覚なのかな
                   これ。

 わくわく

楽しんでしまってもうしわけない

                        日本の平和のありがたさに
                                 感謝。

2013年3月18日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  楽しい 怖い 萌える
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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皮肉てんこ盛り

総合:75点
ストーリー: 80
キャスト: 70
演出: 70
ビジュアル: 70
音楽: 70

 戦争をしている。本物の殺し合いである。深刻な話のはずなのにコメディなのか皮肉なのか、時々笑える。
 両軍が対峙する戦場のど真ん中で兵士がパンツ一丁で踊りだす。英語がわからないのにわかるふるして、何を聞かれてもイエスだけをひたすら連発する兵士がいる。人の命がかかった任務よりも、ミニスカートの秘書らしき女性を机に座らせてチェスに熱中するほうが大切という本部の指揮官がいる。
 そのような中でも人は死ぬ。どうにもならない感情の絡み合いもある。戦争がなければ友人になれたかもしれない人を殺す。描かれる現場の深刻さと上層部の気軽さの差がおかしい。そんな不条理さと人の命の軽さが苦い後味を残す。エンディングの音楽も物悲しい。
 マスコミにしても所詮は特種を探して自分たちの報道の手柄が大事なのだが、それでもやはり真実が容易に権力者に都合よく作りかえられる中で、結果的に情報を伝えることの力は大きいというのはつくづく感じる。少なくとも指揮官に魅惑的な秘書とのチェスを諦めさせたという大手柄を挙げた。

Cape God
Cape Godさん / 2013年3月10日 / PCから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  知的 難しい
  • 鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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バランス感覚の優れた傑作戦争映画

これはすごい…。
これまで観てきた戦争映画の中でも間違いなく最高の作品の一つです。

描かれるのはボスニア紛争のほんの数時間の間に起きた出来事。
相対するボスニア・セルビア両軍の中間線「ノーマンズランド(無人地帯)」で
塹壕に取り残された双方の兵士たち。

武器を向け合い、ののしり合う所から始まりますが
同じ状況下に置かれた運命共同体として徐々に心を開いていく一同。
戦場の真っ只中でありながらも、そのやりとりはどこかユーモラスです。

そこにあくまで中立の立場で介入する国連やジャーナリストの姿。
現代における“戦争”には必ずついて回る、ある意味では不条理な存在の彼らは
「ブラックダイヤモンド」や「ホテルルワンダ」を彷彿とさせます。

でもこの作品の凄いところは映画としての視点が一貫して中立と言う点。
これは終始決してブレることがありません。

加害者と被害者、敵と味方、善と悪、多数派と少数派…
往々にしてどこかの誰かの視点や価値観で描かれる戦争映画。
そりゃまぁ当たり前ですね…。

しかしこの作品。

撮っているのは実際にボスニア紛争で戦場に立っていたというボスニアの監督(!)。
戦場で見聞きした事を基に脚本を書き上げたそうです。

それであえて中立に仕上げて来るあたり…
すごい…。相当な切れ者です。

派手なアクションシーンやCGの爆破シーンもなしに
ごく限られた範囲で起こる人間関係の中に戦争の縮図とも言える虚しさや理不尽さが溢れています。

「俺達の悲劇がそんなに儲かるか!?」

「殺戮を前にして何もしないのは加担したのと同じ。」

ズシリと重い台詞でした。
発しているのは紛れもない当事者な訳ですから…

真摯なメッセージがヒシヒシと伝わる骨太な一作。
いわゆる“戦争映画”の苦手な方でもこの作品ならおすすめできると思います。
(もちろん多少の描写はありますのでご注意)

※他サイトより転載(投稿日時:2008/05/18)

live_at_luxor
live_at_luxorさん / 2009年10月23日 / PCから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  知的 難しい
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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戦争映画を見て、戦争の理不尽さを感じることは簡単だけど…。

この作品が日本で公開された当時、『ブラックホーク・ダウン』や『鬼が来た』といった戦争や民族紛争に対する問題作も公開されており、私はこれらの作品を立て続けに鑑賞した。

『ブラックホーク・ダウン』では、映像のリアルさのなかに、ソマリア民兵を撃ちまくる米国兵と、撃たれながらもひたすら米国兵に群がってくるソマリア民兵を延々と描き、「民族紛争」と「軍事介入」の「理不尽さ」を考えさせられた。

『鬼が来た』では、微妙なバランスの中で日本軍兵と中国人村民の交流を描きながらも、とあるきっかけから「戦争の狂気(の一言では言い切れないが)」が発動し、それまでに育まれてきた交流がいっさい破壊されてしまうという「理不尽さ」を感じさせられた。

そして、この作品はというと、『ブラックホーク・ダウン』のように凄惨ではないし、『鬼が来た』のように当事国として意識する事が薄かったこともあり、なにより全編にわたって滑稽さを演出していた事もあって、大いに「楽しんで」観させてもらった。しかしながら、作品の核心である「戦争の理不尽さ」を、私は上記2作品以上に感じたように思う。それはなぜか。

例えば、ボスニア兵とセルビア兵との間で、どっちが戦争を仕掛けたかを言い争うシーンがある。銃を手にしているほうが、相手に「俺たちが戦争をはじめた」と言わせるのだが、最後はそのやりとりをみていた動けない男が「泥沼だ」とつぶやくように言う。この3人の間で繰り広げられるやりとり、世界で起きている紛争の縮図という構図はわかりやすいのに、その解決策は全然見えてこないというもどかしさ。

また、ストーリー中盤以降に登場する国連防護軍。これにより、物語は一気に収束されるのかというと、もちろんそう一筋縄にはいかない。軍上層部のてきとうな指示のせいで、現場(ノー・マンズ・ランドの塹壕内)では一触即発の状態にまで至ってしまう。この辺りのくだりも、笑い話で済ませられない妙なリアル感があって恐ろしい。軍隊の縦割り構造と、多国籍という横割り構造が交錯して、ちょっとしたことでも組織内がうまく機能しなくなるという問題は、実際に起こっていたらしい。

劇中、所々に笑いを誘うシーンがあって、ついつい笑いながら鑑賞してしまうのに、その笑いが収まった後、常に「この作品を観ていて笑っていていいのか?」というジレンマに陥ってしまう。そして、ラストでカメラが塹壕から遠ざかっていく中で、もやもやとした理不尽さを感じつつ、ではどうするばいいのかという自問に何も答えを見出せない自分を発見する…。この、見終わったあとの虚しさは、いったいどうやったら解消できるのだろうか…などと、柄にもなく真剣に考えてしまうパワーが、この作品にはあると思う。

個人的に、映画は自分が楽しめることが最重要と思ってたりするけど、こういう考えさせられる作品をじっくりと堪能するのも映画の良さの一つだとも思う。

shaw
shawさん / 2009年5月24日 / から投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  笑える 悲しい
  • 鑑賞方法:映画館、DVD/BD
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