NARC/ナーク : 新作映画評論

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NARC/ナーク

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NARC/ナーク

NARC/ナーク

5月24日より、日比谷スカラ座2にてロードショー

70年代刑事映画風の骨太な演出に酔う

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原題“Narc”とは麻薬捜査官、密告者の意味。「ラッシュ」(麻薬の囮捜査官だった)のジェイソン・パトリックと「コップランド」のレイ・リオッタによる、迫真の刑事ドラマだ。舞台は自動車不況の嵐が吹いているデトロイト。麻薬課の潜入捜査官で、民間人を誤って撃ち殺してしまった男と、同僚を殺されたベテラン熱血漢刑事が組んで、謎を残して死んでいった刑事の秘密を探るうち、いくつかの食い違う証言──「羅生門」スタイルだ──にあたりながら真相に迫るというもの。

地味なキャストで、既視感があるありきたりな話だが、サスペンス部分のギミックやプロットなどディテールが緻密で、グイグイと引き込まれる。「フレンチ・コネクション」のポパイ・ドイル、「セルピコ」のフランク・セルピコなどが今に甦ったような、70年代刑事映画風の骨太な演出に酔うのである。ラストの衝撃は「セブン」だろうか。

監督・脚本のジョー・カーナハンの力量に驚いた。この映画の出来を見て製作総指揮に名乗り出たトム・クルーズ(&ポーラ・ワグナー)は、次回作の「ミッション・インポッシブル3」の監督に彼を決めたという! このハイボルテージな映画を見れば、納得だ。

(佐藤睦雄)

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ABOUT THE MOVIE

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  • NARC/ナーク
  • 話題のジョー・カーナハン監督は69年生まれ。地元TVの予告編編集から脚本家に進出し、監督・脚本・主演した低予算映画「ブラッド・ガッツ」(97)が話題を呼び、BMWのサイトで配信された競作短編映画に、ジョン・ウー、トニー・スコットら人気監督とともに参加した注目株。本作は94年に彼が書いた短編用脚本を長編にしたもの。麻薬取締のため囮捜査をする刑事ニックとヘンリー。2人は囮捜査官を殺した犯人の捜査を命じられるが、その過程でそれぞれの秘められた過去が浮かび上がる。
  • 原題:
    Narc
    監督・脚本:
    ジョー・カーナハン
    製作総指揮:
    トム・クルーズポーラ・ワグナー
    出演:
    ジェイソン・パトリックレイ・リオッタ、バスタ・ライムス
    製作国:
    2002年アメリカ映画
    上映時間:
    1時間45分
    配給:
    UIP
  • オフィシャルサイト

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