マイ・ボディガード : 新作映画評論

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マイ・ボディガード

劇場公開日 2004年12月18日
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マイ・ボディガード 12月18日より丸の内ピカデリー2ほか全国松竹・東急系にてロードショー

全編を通してあらゆる感情をかき立てられる

画像(C)2004 Twentieth Century Fox and Regency Enterprises.

邦題からは想像もつかない重厚なアクション・ドラマなので、先入観をもたずに見て欲しい。中盤で大きくテイストを変え、全編を通してあらゆる感情をかき立てられるのだ。

心に傷を負い、生きる気力を失っていたクリーシー(デンゼル・ワシントン)と純真でひたむきな少女ピタ(ダコタ・ファニング)。 前半は、ふたりが心を通わせていく過程を繊細に描写し、切ない思いに包まれる。淋しさに震えていた心が温もりで満たされていくダコタと、人間らしい感情や生きる希望を取り戻していくデンゼルの表情の変化が胸を打つ。

ところが、クリーシーが守りきれずにピタが誘拐されて殺されるや、一転して壮絶な復讐劇と化す。復讐の鬼となったクリーシーが、クールに、だが怒りに燃えた心で誘拐にかかわった者たちを1人また1人とあぶり出し、処刑していく。さらに、復讐の果てに誘拐事件の思いもよらない真相が暴かれ、涙がにじむ感動的なラストへとなだれ込む。

トニー・スコット監督は、舞台をクィネルの原作のイタリアから、メキシコ・シティーに変更。同市の危険を秘めたざわついた雰囲気を巧みに映像に取り込み、次々と様相を変える物語を鮮やかに語り切った。

山口直樹

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ABOUT THE MOVIE

(C)2004 Twentieth Century Fox and Regency Enterprises.

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