ミニミニ大作戦 : 新作映画評論

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ミニミニ大作戦

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ミニミニ大作戦

ミニミニ大作戦

6月21日より、日比谷スカラ座1ほか全国東宝洋画系にてロードショー

きっちりオリジナル版の味を継承!

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確かにこれは「ミニミニ大作戦」だ。奪った金塊を載せたオースティン・ミニ・クーパーが、普通じゃ通れぬ狭い空間をヒョコヒョコ走り抜けるのが見せ場なんだもの。でも、それ以外はほとんどまったく69年版オリジナルとは関連なし。前作は子供のケンカのような自動車産業国家どうしの代理戦争物語。イタリアの自動車会社の金をイギリスの泥棒チームがイギリス車で奪い取るという図式自体が冗談だったのだが、今回はそもそもイギリス人さえ出てこない。ミニ・クーパーもあくまで小回り抜群な動きの特殊性、そしてお洒落でユーモラスな外見、としてしか登場理由を持たないのだ。

では本作がオリジナルの味を継承していないかというと、ちっともそうじゃないのがエラい。2、3のキャラ以外、十把ひとからげ状態だった泥棒団の面々は個性豊かに大変身(特に颯爽としたC・セロン、最高!)。復讐譚に様変わりしたストーリーさえ、血も流れず暑苦しくもない。緻密ではあるが理屈に堕ちない展開も小気味よく、こんなにスマートでスケール感のある泥棒映画はこの20年、皆無だったといってもいいんじゃないか!? ただ69年版の、作者の神経を疑うような脱力オチがないのは寂しいが……ま、あんなムチャクチャな幕切れ、そうそう許されるもんじゃないよな。

(ミルクマン斉藤)

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ABOUT THE MOVIE

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  • ミニミニ大作戦
  • 50年代に作られた小型車、ミニクーパーが活躍する強盗アクション。金庫破りのプロ、爆薬のプロ、運転のプロなど、特殊技術を持つ面々が、かつての仲間が自分たちから盗んだ金塊を奪回するため作戦を練る。監督は「交渉人」「friday」のF・ゲイリー・グレイ。音楽はUK出身、「シュレック」「ボーン・アイデンティティー」のジョン・パウエルが担当、Amon Tobin、PHOTEKなどUKクラブ系ミュージシャンも参加。
  • 原題:
    The Italian Job
    監督:
    F・ゲイリー・グレイ
    脚本:
    ミール・パービス他
    出演:
    マーク・ウォルバーグ、シャーリーズ・セロンエドワード・ノートン
    製作国:
    2003年アメリカ映画
    上映時間:
    1時間51分
    配給:
    日本ヘラルド映画
  • オフィシャルサイト

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