マッチスティック・メン : 新作映画評論

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新作映画評論

マッチスティック・メン マッチスティック・メン

マッチスティック・メン

10月4日より、丸の内ルーブルほか全国松竹・東急系にてロードショー

リドさま映画はリドさま主役が基本だけど

画像(C)2003 Warner Bros. All Rights Reserved.

「もっとも大切なのはいい脚本」。そう言うリドリー・スコットだが、その作品の多くはやっぱりビジュアル。酷いときには、役者さえそのビジュアルの一部にされてしまう。

が、そんな徹底こそが魅力であり、彼の映画を愛する理由でもある。つまり<主役>をはるのは常にスコットが好ましいわけだ。

ところが、この映画はそうはいかなかった。潔癖症の詐欺師ロイことケイジがハバを効かし、娘役のローマンと絶妙なコンビネーションを見せる。彼らのあいだには父子らしい空気が流れ、それが何とも微笑ましい。そう、気がつけば、これがスコット映画だということを忘れていたのだ。

こういうのは、もしかしたら初めてかもしれない。確かにコン・ムービーであり、その面白みも十分ある。しかし、一番騙されたのはフツーのドラマを、ちゃんと役者主演で撮ったスコットの手腕というか奥ゆかしさ。これって、“サー”をもらって余裕が出来たのか?

ちなみにリドさまは私生活ではすっごい潔癖症。まるで自分が作る映画みたいに、周囲をきれいに整えているという。その予備知識をもって潔癖症のケイジを見ると、おかしさが倍増。リドさま、家でも掃除ばっかりやっているのかなあ。

(渡辺麻紀)

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ABOUT THE MOVIE

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  • マッチスティック・メン
  • ロイは相棒フランクと組むやり手の詐欺師だが、潔癖性に悩み精神科医に通う日々。そこにかつて別れた妻との間の娘アンジェラが登場、ロイは彼女に翻弄されていく。 原案は、恐竜が主人公の異色ハードボイルド小説「さらば、愛しき鈎爪」シリーズで人気のエリック・ガルシア。名監督リドリー・スコットが、フランク・シナトラやハーブ・アルパートなど50年代の音楽に乗せて軽妙に描く親子詐欺師コメディ。
  • 原題:
    Matchstick Men
    監督:
    リドリー・スコット
    脚本:
    ニコラス・グリフィン、テッド・グリフィン
    出演:
    ニコラス・ケイジ、サム・ロックウェル、アリソン・ローマン
    製作国:
    2003年アメリカ映画
    上映時間:
    1時間56分
    配給:
    ワーナー・ブラザース映画
  • オフィシャルサイト

(C)2003 Warner Bros. All Rights Reserved.

マッチスティック・メン

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