リトル・ダンサー : 新作映画評論

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映画

リトル・ダンサー

劇場公開日 2001年1月27日
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リトル・ダンサー 1月27日よりシネスイッチ銀座ほかにてロードショー

キュートな「ブリティッシュ・ドリーム」物語

画像

1984年、炭坑ストライキに揺れる英国北部。「バレエを習いたい」と言い出した11歳の息子に「男がバレエなんて」と怒る炭坑夫の父。といっても、この映画は「ボーイズ・ドント・クライ」のような深刻なジェンダー論をテーマにしているわけではない。ちょっぴり風変わりな少年が周囲の援助で「ブリティッシュ・ドリーム」を果たす物語だ。

サッチャーが政権の座についた79年から、英国は音をたててアメリカ的消費社会に変貌していった。そのひずみはこの映画のような炭坑ストにも現れている。地の底で一生働くなんてまっぴらだ、ロイヤル・バレエ団で高く舞い上がりたい! この思いは、米映画「遠い空の向こうに」(原作は「ロケット・ボーイズ」) の主人公が、炭坑の町から宇宙に夢をはせ、NASAのエンジニアになる「アメリカン・ドリーム」とよく似ている。それだけに、少年の夢が飛翔するシーンは晴れ晴れとした解放感に包まれるのだ。

脇を固める俳優陣がすばらしい。ことに、無口で武骨な父親が少年の夢を叶えようとスト破りに出るシーン。アメリカっぽい演出だなとクールに見ていた当方も、あそこには健さんにも似た「男気」を感じました。

田畑裕美

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ABOUT THE MOVIE

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  • リトル・ダンサー
  • イギリスの炭坑町に住む少年ビリーは、偶然目にしたバレエ教室に惹かれ、女の子たちに混じって練習するうち夢中になっていく。めきめき上達する彼に自分の夢を重ね、熱心に指導するウィルキンソン先生。しかし大事なお金をバレエに使うことを知った父は激怒し、教室通いを禁じる。先生はビリーにロイヤル・バレエ学校のオーディションを受けさせたい一心で無料の個人レッスンを行うが、オーディションの朝、炭鉱夫の兄トニーがスト中に逮捕される。
  • 原題:
    Billy Elliot
    監督:
    スティーブン・ダルドリー
    脚本:
    リー・ホール
    撮影:
    ブライアン・テュファーノ
    音楽:
    スティーブン・ウォーベック
    出演:
    ジェイミー・ベルジュリー・ウォルターズ、ゲアリー・ルイス
    製作国:
    2000年イギリス映画
    上映時間:
    1時間51分
    配給:
    日本ヘラルド映画
  • 1月27日よりシネスイッチ銀座ほかにてロードショー
  • オフィシャルサイト

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