県庁の星 : 新作映画評論

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県庁の星

劇場公開日 2006年2月25日
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県庁の星 2月25日より日劇3ほか全国東宝系にてロードショー

さりげないラストショットにグッとくる

画像(C)2005「県庁の星」製作委員会

織田裕二は、つくづく「対立のドラマ」が似合う人である。「踊る大捜査線」の熱血ノンキャリア刑事から一転、今度はマニュアル重視のエリート公務員に。とはいえ、立場が入れ替わっても、映画にかぎらず、いい物語が浮かび上がらせるものは、そうそう変わらない。

犯人逮捕も改革も、1人じゃ実現できないってことでは同じ。本庁と所轄から県庁と三流スーパーへと設定は変わっても、やはりここにも仲間の大切さが描き出されるわけで。エリート公務員たるもの、もう少し気が回るんじゃないの? いくらなんでも、こんなに在庫管理がメチャクチャなスーパーはないだろう? などなど、キャラや舞台設定のベタさに突っ込みたくなる部分はあるものの、それでも、いつしか、水と油だったエリートとスーパーの従業員たちとの心が通いあっていくのと同様に、こちらの胸にも温かいものが満ちてくる時間の幸福なことときたら。

たんに面白おかしいだけじゃなく、さりげないラストショットにグッとこさせるあたりは、まさに大人なエンタテインメント。お客さんの入る映画には必要とされているラブストーリーの要素も、一応入れつつ、あくまでほのかなあたりが織田裕二主演作。それがまた、ファンのツボ?

杉谷伸子

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ABOUT THE MOVIE

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  • 県庁の星
  • 同名ベストセラー小説を「踊る大捜査線」シリーズの織田裕二主演で映画化する痛快コメディ。共演は「メゾン・ド・ヒミコ」の柴咲コウ。監督はTVドラマ「白い巨塔」(03~04)「ラストクリスマス」の西谷弘。上昇志向の県庁のキャリア公務員・野村は、民間企業との人事交流研修のメンバーとなり、三流スーパーに派遣されることに。彼は年下のパート店員・二宮に指導されるが、マニュアル主義の野村と現場主義の二宮は対立していく。
  • 監督:
    西谷弘
    脚本:
    佐藤信介
    原作:
    桂望実
    撮影:
    山本英夫
    音楽:
    松谷卓
    出演:
    織田裕二柴咲コウ佐々木蔵之介和田聰宏酒井和歌子石坂浩二
    製作国:
    2006年日本映画
    上映時間:
    2時間11分
    配給:
    東宝
  • 2月25日より日劇3ほか全国東宝系にてロードショー
  • オフィシャルサイト

(C)2005「県庁の星」製作委員会

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