隠し剣 鬼の爪

劇場公開日:

解説

人気時代小説作家、藤沢周平の剣豪小説「隠し剣」シリーズの「隠し剣鬼の爪」と、人情時代小説「雪明かり」を原作に、「たそがれ清兵衛」の山田洋次監督が映画化。幕末の東北の小藩。秘剣を身につけた下級武士、片桐宗蔵は、かつて好意を抱いていた奉公人きえが病に倒れたと知って引き取り、心を通わせていくが、藩の江戸屋敷で謀反が発覚し、お家騒動に巻き込まれる。共演は高島礼子、小林稔侍、田中邦衛、倍償千恵子ら。

2004年製作/131分/日本
配給:松竹
劇場公開日:2004年10月30日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第28回 日本アカデミー賞(2005年)

ノミネート

作品賞  
監督賞 山田洋次
脚本賞 山田洋次 朝間義隆
主演男優賞 永瀬正敏
主演女優賞 松たか子
助演男優賞 吉岡秀隆
音楽賞 冨田勲
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映画評論

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(C)「隠し剣 鬼の爪」製作委員会

映画レビュー

3.0見た。

2023年12月31日
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プライア

5.0「晩春」と「麦秋」

2023年5月14日
スマートフォンから投稿

泣ける

楽しい

興奮

初公開当時から言われていたことですが、物語としては「たそがれ清兵衛」と似ている。だが作品としての味わいは結構違っていて、小津安二郎監督作でいうところの「晩春」と「麦秋」の関係性に近いものがあるのかも。よりラブストーリーに重きが置かれ、そういう意味で永瀬正敏さんと松たか子さんは素晴らしいキャスティング‼️特に松たか子さん扮するきえは、彼女の女性らしさが全開のハマり役だと思う。中盤と終盤で反復されるセリフ「それは旦那はんの御命令でがんすか?」「んだ、俺の命令だ!!」「御命令だば、仕方ありましね」も素敵ですよね。また「男はつらいよ」シリーズで失恋の帝王車寅次郎を描いてきた山田洋次監督だけに、ラスト、片想いが成就した永瀬正敏さんが魅せるドヤ顔も感慨深い。ホント、山田洋次監督作品を観ていると、日本人に生まれて良かったなーと思います‼️

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活動写真愛好家

3.5暗殺者が如く、秘剣

2023年3月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

幸せ

デニス・ホッパーみたいな悪役が演じてみたいと浅野忠信の特集で緒形拳が答えていたインタビューを思い出す、出番が少なくも権力を振りかざす下衆極まりないラスボス感が漂う圧巻の存在感で楽しそうに演じていたような緒形拳。

永瀬と吉岡秀隆、神戸浩が並ぶと山田洋次の『学校II』での場面が思い出される、宗蔵ときえによる悲恋とも言うべき物語が中心から逸れていく印象と秘剣"鬼の爪"を繰り出す事もなく、近代化の波に翻弄されながら常に理不尽で我慢の武士道を歩んでいるような宗蔵の日々に面白味がない、晴れやかな表情できえを迎えに行く、これからの二人の人生に面白味が。

あんな形で呆気なく振るわれる"鬼の爪"が斬新にも暗殺者のようでギャング映画の一場面に思えたり。

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万年 東一

4.5良かった

2023年1月16日
iPhoneアプリから投稿

永瀬正敏と吉岡秀隆コンビが最高だった。

嫁ぎ先で酷い目に遭わされてる松たか子を、意地悪姑を一喝し堂々と取り返すところ、良かった。

好きな相手に好きだと伝えるってかっこいいなと。

最後、隠し剣鬼の爪をつかうところ、スピード感、カッコ良かった。

どちらも、世間体とか、自分の意思よりオイエのことを重んずる時代に本当にありうること?とチラとよぎりはしたが、
全編通しての物語性と役者さんの素晴らしさで、そんな風に考える自分がいやになった。

二人が北海道で幸せに生きててほしいと思った。

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くー
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