ジョニー・イングリッシュ : 新作映画評論

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新作映画評論

ジョニー・イングリッシュ ジョニー・イングリッシュ

ジョニー・イングリッシュ

10月4日より、日劇3ほか全国東宝洋画系にてロードショー

Mr.ビーンに太刀打ちできるのはこの俳優だから

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私たちは、この男の懐の深さを知らなかったようだ。その男とは、怪優ジョン・マルコビッチ。「マルコヴィッチの穴」はただの序章。まさかMr.ビーンことローワン・アトキンソンと共演するとは誰が想像しただろう。

しかしこれが、マノエル・デ・オリベイラ監督作品にも出演する国際派俳優マルコビッチならではのキャラクターなのだ。演じるは、ひょんなことからスパイになってしまったジョニー(アトキンソン)に追われることになるフランスの実業家パスカル。自身は英国の王位に就くはずだった家系の末裔だと信じ、女王の冠を拝借してマジで王位に就くことを企む。フランス語なまりの英語を駆使して演じる、絵に描いたような思いっきり嫌味なフランス人といい、VIPならではの全身から醸し出す気高さといい、マルコビッチの真骨頂だ。

正直、映画自体は「Mr.ビーンがまんま007を気取ってハチャメチャやっちまいました」という想像通りの内容。あまりのくだらなさ+定番コントが笑えるけど、それだけでは新鮮味はなかったはず。なのでなおさらジョニーの敵役となるマルコビッチの存在が光る。コメディに挑戦して、その頑張りが逆に観客を引かせてしまう大物俳優もいる中(ウィノナ・ライダーとかね)、どんな映画にもすんなり溶け込んでしまうのもマルコビッチのスゴイところ。“カメレオン・アクター”と呼ばれるのも伊達ではない。でも実は、いろんな監督にいじられる事に快感を覚える、単なるマゾだったりして!?

(中山治美)

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ABOUT THE MOVIE

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  • ジョニー・イングリッシュ
  • Mr.ビーンで人気のローワン・アトキンソンが英国秘密諜報員を演じるスパイ・コメディ。監督は「英国映画でウケるのは007とコメディだけだから」と本作を引き受けた「スライディング・ドア」「サベイランス/監視」のピーター・ハウイット。脚本は「ワールド・イズ・ノット・イナフ」「ダイ・アナザー・デイ」の本家007映画を描いたニール・パービス&ロバート・ウェイドに「ツインズ」のウィリアム・デイビスが参加。
  • 原題:
    Johnny English
    監督:
    ピーター・ハウイット
    脚本:
    ニール・パービス、ロバート・ウェイド、ウィリアム・デイビス
    出演:
    ローワン・アトキンソン、ジョン・マルコビッチ、ベン・ミラー
    製作国:
    2003年イギリス映画
    上映時間:
    1時間27分
    配給:
    UIP映画
  • オフィシャルサイト

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