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武士の一分
投稿日:2008年6月19日
befmapさんのレビュー
山田洋二監督は映画大学で「役者は目だ。」とおっしゃいました。
ということで、木村拓哉主演です。
顔を知りすぎていて「アイドルイメージ」を払拭するのが大変ですが、演技は普通にいいです。
照明技術と「日本の美」を効果的に使い、美しい映像に仕上がっています。
原作は「たそがれ清兵衛」「隠し剣 鬼の爪」の藤沢周平。
コーエン兄弟のマトリックスでのワンシーン。
「真実を知るか知らないか」を選択されるネオがいます。
彼は「真実を知る」という選択肢をとります。
つまりそれは認識していた「真実」を捨て去り、「真相」を知るということで、それには困難がつきまといます。
というのも、「真相」が「真実」でなかったにはそれなりのわけが必ずそこにはあるからです。
それはまさにリアルだと思います。
長い歴史の中の数々の映画でも「真実」と「真相」の話は数知れず。
映画でも人生でも同じで、「真相」を知ることが必ずしもいいことではありません。
「俺は何もしらねぇアホのほうがよかったのか?」
このセリフと同じことを思うことが人生であれば、それは「知らぬが仏」ではなく「真相を知るという選択をした」ということだと思います。
友達が「知らぬが仏という言葉が大きらい」と言っていました。
彼に大いに賛成しますが、どちらが正解でも無いし、どちらがベターということも無いと思います。
各々が決意と信念を持って選べばいいのだと思います。
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