ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ : 新作映画評論

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ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ

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ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ

2月23日より、シネマライズほかにてロードショー

“化粧顔”が見事なヒロイン=ヘドウィグにゾッコン!

画像

オフ・ブロードウェイで2年半ロングランしたグラムロック・ミュージカルの映画化。監督・脚本・主演のジョン・キャメロン・ミッチェルはその初演キャストで、マドンナもD・ボウイも、彼の声に聞き惚れたそうな。

なるほど、ヒロイン=ヘドウィグにゾッコンになってしまうステキな映画だ。全編にあふれるすべての歌が素晴らしく、D・ボウイやルー・リードのファンにたまらないどこか懐かしいメロディは、思わず口ずさんでしまうほどだ。熱く熱くシャウトされる意味深な歌詞(プラトンの「饗宴」の中の一節「愛の起源」からとられ、愛って自分の“カタワレ”を探すことなのと歌われる)がいい。彼女がドサ回りして歌うのは場末の店ばかり。愛と希望でいっぱいの、広大なテーマ性を持つ歌詞とのあまりのギャップに、より惨めに映るのだ。ああ、痛。

グラムロック時代のスターのようにキンキラの衣装を着、ウィッグをつけて歌う彼女は、見るからにドラッグクイーンだ。涙に暮れれば、つけまつげは取れ、溶けたマスカラで目元は黒くなる。眉毛の描き方ひとつで、感情の変化を微妙に表現させる“化粧顔”が見事の一語。

ウィッグをとり、ケバい化粧をとるとき、“彼”は真実の愛を見つけるのだろう。そのラストに心震えた!

(佐藤睦雄)

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ABOUT THE MOVIE

  • ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ 画像 [拡大画像]
  • ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ
  • オフ・ブロードウェイのロック・ミュージカルを、その監督・脚本・主演のミッチェルが映画化。サンダンス映画祭の監督賞、観客賞など数々の映画賞を受賞した話題作。 ヘドウィグは売れないロック・バンドのシンガー。旧東ドイツ生まれの彼は、かつてアメリカ兵と結婚するためにした性転換手術の失敗から“アングリーインチ(怒りの1インチ)”を持っていた。そんな彼が探し求める愛は、はたして手に入るのか。
  • 原題:
    Hedwig and the Angry Inch
    監督・脚本:
    ジョン・キャメロン・ミッチェル
    撮影:
    フランク・デマルコ
    作詞:
    スティーブン・トラスク
    作曲:
    スティーブン・トラスク
    出演:
    ジョン・キャメロン・ミッチェル、スティーブン・トラス、ほか
    製作国:
    2001年アメリカ映画
    上映時間:
    1時間32分
    配給:
    ギャガ・コミュニケーションズ
  • オフィシャルサイト

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