グリーンフィンガーズ : 新作映画評論

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グリーンフィンガーズ

劇場公開日 2001年4月7日
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グリーンフィンガーズ 4月7日よりロードショー

グリーンフィンガーズ

4月7日より、シャンテ・シネほかにてロードショー

ガーデニング版「フル・モンティ」!?

画像

「フル・モンティ」に「ブラス!」、「リトル・ダンサー」と、「逆境にめげずに無理めな夢を追うイギリス映画」ブランドが確立された感がある。話は単純ながら人情味とユーモア、カタルシスがあり、感涙した後で悔しい気分にさせない。これが期待するイメージだとすれば、本作はまさにドンピシャ(脚本・監督はアメリカ人だが)。「当たり保証」の太鼓判を、ドカンと押しましょう。

まず、「囚人とお花畑」というミスマッチ。スネと心に傷を持つ囚人が、庭師に目覚め、再生していく。わかりやすい。そして、驚くほど芸コマである。実話に想を得たというが、語るべき物語作りを怠っていないのだ。

すべてのキャラクターが立っていて(特に主人公の心の扉を開ける老囚人に扮する「ウェイクアップ、ネッド!」の鶏ガラじいさん、D・ケリーが効いている!)、脇役のドラマまでタイトに、過不足なく描き込んである。英国ならではのユーモアと田園詩風のおおらかさ、現実の厳しさもあって、ホロリとさせる友情、そして恋。たった91分のなかにこれだけのものを盛り込み、観客をすっかり満足させてくれる。地味だが、こんな気持ちのいい映画、そうそう会えるもんじゃありませんぜ。

(若林ゆり)

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