ゴスフォード・パーク : 新作映画評論

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ゴスフォード・パーク

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ゴスフォード・パーク

ゴスフォード・パーク

10月26日より、恵比寿ガーデンシネマにてロードショー

画面そのものがアルトマンの多声的交響楽

画像

1970年カンヌ映画祭の一等賞パルムドールを受賞した「M★A★S★H」から、70年代アメリカ映画を代表する傑作「ナッシュビル」(75)、そして90年代の「ザ・プレイヤー」と、群像劇の傑作を生んできた監督ロバート・アルトマンが、初めて英国で撮影した群像劇が「ゴスフォード・パーク」だ。

アルトマンは階級というものにかねてから興味を感じていたと言う。この作品は企画段階では「テン・リトル・インディアン」プラス「ゲームの規則」と呼ばれていた。階級と殺人。アルトマンは、貴族の館の週末の出来事を、細かい約束事、手順を互いにやり取りする二つの階級の対照として描く。召使いたちが階下から階上をながめる視線、彼らが語るゴシップがドラマの主旋律になる。

お茶、狩り、晩餐。キッチン、廊下。様々な思惑を持った人物が、画面のなかのあちこちで様々な会話を交わす。画面そのものが、アルトマンの好む多声的交響楽 の“パーティ”だ。ベテランたちのうまさに加えて、観客の目と耳になるケリー・マクドナルド、人を喰ったライアン・フィリップが特に目を離せない。

(大久保賢一)

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ABOUT THE MOVIE

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  • ゴスフォード・パーク
  • 32年の英国、郊外にある貴族のカントリー・ハウス、ゴスフォード・パークに貴族、召使い、ハリウッドから来た映画プロディーサーらが集う。やがて、館の主人が変死する事件が起きたことから、秘められていた人間関係が顕わになっていく。 アカデミー賞6部門ノミネート(作品賞、監督賞、助演女優賞、美術賞、衣装賞、脚本賞)のうち、唯一受賞した脚本は、ルイ・マル監督「ダメージ」などのジュリアン・フェローズ。
  • 原題:
    Gosford Park
    監督・製作:
    ロバート・アルトマン
    脚本:
    ジュリアン・フェローズ
    原案:
    ロバート・アルトマン
    出演:
    マギー・スミスエミリー・ワトソンデレク・ジャコビ
    製作国:
    2001年アメリカ映画
    上映時間:
    2時間17分
    配給:
    UIP映画
  • オフィシャルサイト

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